トシです。
大好物が持病を育てます。
この世の真理に『大好物が病気を作っている』というものがあります。
肥満の人は高カロリー食を好み、痛風はプリン体の多い食品を好みます。辛い物を好む人は消化器官への刺激が多くなり咳が出やすくなります。
人それぞれ体質や好みの傾向があり、一定ラインを超えた瞬間、防衛本能として体が病気を発現します。
今回はアトピーと体質による分析。大まかに4つの体質診断によりあなたの不足している酵素を解説します。
目次
【体質診断】食べ物の好みから読み解く4つの体質を公開!
人の体質を分類するという考え方は古くからあります。世界中の医学の中で特にアーユルヴェーダや東洋医学が体質による分析を得意としています。
今回は食べ物の好みから、あなたに不足している酵素をあぶり出します。
一度、自分を客観的に振り返り日頃から食べている物、食べたいと欲する物を考えながら診断してみて下さい。きっとアトピー解決の糸口となります。
タイプ1 : シュガータイプ
タイプ1はシュガータイプです。
このタイプはスイーツやパン、パスタ、白米、果物、芋類に含まれる糖質を異様に欲します。特にチョコレートなどの糖類の塊であるお菓子を好みます。
シュガータイプは体質的に幸せを感じるホルモンの一種『セロトニン』の値がもともと低いことが判明しています。糖類を口にすると一時的にセロトニンの値が高まるため、その他のタイプよりも糖分を欲する傾向が強いのです。
ストレスなどで幸福度が低下すると余計に甘い物を欲するのも特徴です。このタイプに不足している酵素は『アミラーゼ』です。アミラーゼは糖を分解する酵素です。日頃から糖分を摂取しているがゆえにアミラーゼの消費が激しく、糖質が分解できないまま体に残るため毒素となり病気を作り出します。
タイプ2 : スパイスタイプ
スパイスタイプは香辛料や塩辛い食べ物など、味の濃い物、燻製や肉類も好みます。
典型的なスパイスタイプはむくみや便秘が頻繁に起こります。便秘になり過ぎてしまい、それが普通のことと認識している傾向があります。
通常であれば1日に1~2回は便意があるものですが、このタイプは1週間に一度も便意がこない人もいます。
スパイスタイプに不足している酵素は『リパーゼ』です。リパーゼは脂肪を分解する酵素です。脂肪が正しく分解されないと消化器官内で腐敗してしまい体の不調となって現れます。
タイプ3 : プロテインタイプ
プロテインタイプはタンパク質を好みます。
タンパク質は必要な栄養素ですが、摂り過ぎは腎臓や肝臓の負担となります。
腎臓や肝臓の機能が低下すれば正しく解毒することができず、毒素は体に蓄積されていきます。また未消化タンパク質は大腸で腐敗し病気の元になります。
プロテインタイプに不足している酵素は『プロテアーゼ』です。プロテアーぜはタンパク質を分解する酵素です。
タイプ4 : ミルクタイプ
ミルクタイプは乳製品を好みます。
このタイプの大半は母乳で育てられていません。乳糖不耐性や乳製品アレルギーと指摘されるまでは、やたらと乳製品を好み口にする傾向が強いです。他のタイプと比べて体の発育が遅いことも特徴的です。
ミルクタイプは乳糖を分解する酵素『ラクターゼ』が不足しています。さらに乳製品の脂肪分の消化にリパーゼも必要となります。
アトピー体質はシュガータイプ
4つのタイプの順番は多い順に記載しています。
完全に一つのタイプに合致するというよりも、僕も含めて様々なタイプの要素が少しは含まれているものです。
とはいえ、アトピーが発症する人であれば大半がタイプ1 シュガータイプだと言えます。
このタイプは糖分を欲するのに糖分の消化が苦手な体質です。
消化器官内で分解できなかった糖分は出口を探します。胃や腸で消化できない物質が最終的に行うデトックスは肌です。
肌から消化できなかった糖質が湿疹となり現れているのです。(油などの原因も考えられるが酵素のテーマなので割愛)
ちなみに同じく皮膚病として難病指定されている乾癬はタンパク質の分解ができないことで起こります。タイプで言うとタイプ3のプロテインタイプです。
このように人というのは、好みの食べ物によって特定の病気が発現しやすくなるという法則の中で生きています。
アトピーの人であれば糖質を好む状況を打開する必要があるのです。
酵素で食べ物の執着が消せる
アトピーの大半がシュガータイプであることから、お菓子はもちろんのこと、米やパン、パスタ、さつまいも、かぼちゃ、じゃがいも、にんじんなどの糖質が多い食べ物は体質に合いません。
ところが厄介なことにシュガータイプは甘い物が食べたくて仕方がないでしょう。
このタイプは食べたい物を我慢することが他のタイプと比べて難しいですし、ストレスなどがあると暴食する傾向にあります。
一体どうすれば糖質から距離をおけるのでしょうか?
その答えは酵素にあります。
酵素栄養学では、自分が好む食べ物の消化に必要な酵素を摂取すると食欲が抑制されることが解明されています。
例えば、甘い物を欲する人が糖分を分解するアミラーゼを摂取することで、甘い食べ物を欲する力がかなり弱まります。
実際、僕自身の経験でもアミラーゼを摂取してから、甘いお菓子を食べたいと思うことが極端に減りました。それまでは和菓子や黒糖のお菓子などを好んで3袋ぐらいペロッと食べていました。それが酵素を摂取してからピタッとおさまったのです。
肌に起こる湿疹などの赤みは糖質の未消化による影響が大きいです。
アミラーゼを酵素サプリで補うことで体に不足している酵素が補えるだけでなく、甘い物への執着から解放されるのでアミラーゼが無駄に消費することもなくなります。
砂糖のテーマでより詳しくお伝えしますが、白砂糖を控えることで体の怠さや頭痛、やる気のなさなど全身の不調からも解放されます。
酵素サプリは含有量ではなく活性力を基準に選ぶ
酵素サプリを購入する際に気をつけるべきことは、●mgなど含有量ではなく、どれだけの活力があるかという指標で品質を見極めて下さい。
アメリカの食品医薬品局が認定する表示の基準は、米国食品化学基準というものです。この基準に基づく表示は以下となります。
- アミラーゼ : DU
- プロテアーゼ : HUT
- リパーゼ : LU
- セルラーゼ : CU
- ラクターゼ : ALU
- マルターゼ : DP
- インバターゼ : IAU
アトピー体質の多くがシュガータイプであるため、アミラーゼの品質にはこだわりましょう。最低でも12000 DUはある物を選定して下さい。僕が日頃から愛飲しているダイジェストゴールドはアミラーゼが23,000 DU含有されているので迷ったらこちらで間違いありません。
まとめ
自分を客観的に観察して「なんとなく食べたいな」と思う食材にはアトピーとの繋がりがあると疑ったほうが良いです。
「甘い物を食べられないなんて悲しい」と思うかもしれませんが、甘い物を常に欲している状態が既に依存症であり、正常ではありません。
酵素の力を使い糖質依存が改善されると、異様な食欲が消え心身ともに健康になれます。まずはアミラーゼの不足を補うところから始めていきましょう。
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