アトピーは冬こそ汗に気をつけるべき?寒い時期のアトピー対策法とは?

アトピーと蒸れについて

トシです、

冬こそ汗に注意しましょう。

アトピーの痒みの原因は
人によってさまざまです。

今回はその中から汗について
詳しく解説していきます。

特に比較的代謝が良く
汗をかきやすい場合は
ここを意識するだけでも

アトピーが荒れるのを防ぎ
肌を健康に保つことができます。

この記事で知れること

✅アトピーを抱えている80%の方は汗アレルギーだった
✅冬こそ汗に気をつけるべき理由
✅汗対策に有効な2つの方法とは?
✅高い保温性はアトピーの天敵?

 

スポンサーリンク

80%のアトピー患者が汗アレルギー

2013年5月31日に広島大学大学院の
秀道広教授ら研究チームが明らかにした
汗と痒みの原因についての研究によると、

アトピーを抱えている80%の方は
汗に対してアレルギー症状が
あることが判明しました。

掲載サイト:https://www.jacionline.org/article/S0091-6749%2813%2900587-3/abstract

そのため、汗に対する対策をしないと
アトピーの痒みが強く出てしまい
なかなか治らないこととなります。

特に汗っかきの傾向がある方は
他の方以上に、汗への対策をしないと
痒みがなくなることはありません。

汗は夏ではなく冬こそ気をつける

汗の対策をしようと聞くと
イメージするのが夏だと思います。

夏は気温が上昇するので
必然的に額から汗が
ダラダラと垂れてきます。

確かに夏の汗対策は大切です。

ただ、

夏に関しては汗が大量に出るので
言われなくても対策を
しているかと思います。

問題なのはむしろ寒い時期の
秋から冬にかけての汗対策です。

寒い時期に汗と聞くと
イメージしにくいかもしれません。

ところが、

僕たちはどんな季節であっても
無意識に汗を出しています。

特に睡眠中にはコップ1杯分の汗
誰でも流していると言われています。

寝ている時がアトピー悪化の最大の原因

あなたも経験があるかと思いますが
睡眠中に無意識に体を掻いてしまい
翌朝になると爪にカスが詰まっていたり
布団が血だらけだった…

なんてことはありませんか?

人はどうしても眠っている時は
理性のブレーキが効かないので
掻きたいだけ体を掻いてしまいます。

昼間であれば周りの目や理性が働き
痒みを我慢することが可能ですが
寝ている時は不可能です。

逆に言えば寝ている時に掻かなければ
かなり肌の回復が早まります。

なんで睡眠中に痒くなるの?

では、なぜ寝ている時に
痒くなるのでしょうか?

色々と要因はあるのですが
最も大きいところで言うと
先ほどのが関係しています。

冬場の布団の中というのは
熱がこもりやすく温度が高いです。

その中で何時間もいれば蒸れて
次第に汗が出てきます。

その結果、汗の成分が反応し
強い痒みが発生していまいます。

寝ているあなたは無意識のうちに
体をボリボリと掻きむしり止まりません。

結局、朝起きてみると枕やシーツ、
着ている服には見覚えのない
血の跡が付着しています。

こういった理由もあって夏よりも
冬の方が汗による痒みが起こりやすく
アトピーが悪化する原因です。

どうすれば布団内の蒸れを解消できるの?

それでは具体的にどうすれば
布団内の温度で蒸れてしまうことを
防ぐことが出来るのでしょうか?

方法は2つあります。

・寝具を変えること
・寝方を気をつけること

この2つです。

●寝具を変えること

もし、夜寝ている時に
汗をかいている場合、

その布団はあなたに合っていません。

おそらく保温性が高いです。

アトピーの痒みを軽減させる
という意味では保温性よりも
通気性を優先しましょう。

例えば、

羽毛布団などは非常に保温性に優れており
冬場の布団として優秀です。

ところが、アトピーの方にとっては
この優秀な保温性が天敵なのです。

寝ている時に布団の中は
ホカホカと暖まっていき
徐々に体が痒くなります。

その結果、腕や首、顔、
お腹、背中などを掻いてしまい
一晩で傷だらけの状態となります。

頑張って何日もかけて傷を治し
体を動かせるようにしたのに

たった1日で肌が荒れてしまった時の
虚しさはとてもツライですよね。。。

そうならないためにも
冬場の布団選びでは
保温性よりも通気性です。

●寝方を気をつけること

これも蒸れと関係してくるのですが
あなたはどういう体制で寝ていますか?

僕がやりがちな寝る体制は
横向きになり、掛け布団を首で挟んで
丸くなった状態で寝ることです。

この体制になると落ち着くのです。

ただ、この体制だと掛け布団と
首の部分が長い時間接触しているので
徐々に間の空気が温まり蒸れてきます。

その結果、首が痒くなってしまい
翌日には首が真っ赤になっていた。

なんてことにもなりかねません。

寝具選びと寝方は冬の汗対策として
とても大切なポイントです。

布団を変えた瞬間に荒れた肌

僕自身、季節の変わり目に差し掛かり
すこし肌寒いと感じ始めたので
羽毛布団を買いたいなと考えました。

「天然素材だし、なんとなく
肌にも良いのでは?」

という思いがあったのです。

これが失敗の始まりでした。

使っていくうちに夜中に汗で目が覚め
腕の関節部分や足の関節部分、首などに
無数の掻き傷ができていました。

その上、目元も掻いていたようで
目の周辺だけ赤くなっていました。

最初は布団のせいだとは気が付かず
食べ物の見直しなどをしていました。

ただ、どんどん肌は
荒れるばかりだったので

「もしかして羽毛布団が原因なのでは?」

と考えるようになりました。

そして、近所のふとん屋さんに向かい
通気性の良いポリエステル素材の
布団を買うことにしたのです。

「ポリエステル素材は
止めたほうが良いのでは?」

といった意見もあるかと思います。

確かにポリエステル素材は
吸水性に優れているので
肌を乾燥させやすい性質があります。

なので、アトピーの方にとっては
あまり向いていない繊維だと言えます。

ただ、布団に関しては汗を吸水し
通気性を高めてくれるポリエステル素材は
案外アトピーとの相性もバッチリなのです。

こうして布団を変えたことで
夜中にやってくるツライ痒みが軽減し
肌の状態が次第に戻っていきました。

もし、あなたが汗で起きてしまったり
冬場になると肌が荒れるのであれば、

僕と同じく汗が関係している
可能性が高いです。

なので、

まずは布団を変えることから
スタートしてみてはいかがでしょうか?

 

「参考になった!」という方は
こちら↓をクリックして下さい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました