科学的に証明された汗がアトピーの痒みを誘発するメカニズムとは!?

アトピーと蒸れについて
科学的に証明された汗がアトピーの痒みを誘発するメカニズムとは!?

トシです、

汗をかくと痒くなりませんか?

今回は汗とアトピーの痒みについて
詳しく解説していきます。

なぜ、人は汗をかくのか。
汗にはどのような作用があるのか。

そして、汗をかいた後の対策法を
具体的に解説していきます。

汗は人間の体にとって大切な機能です。

ただ、

この機能が痒みに繋がることもあります。

この記事を読むことで
汗との付き合い方が分かり

アトピーの痒みを
軽減させることが可能です。

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汗の役割と痒みの原因とは!?


そもそもなぜ汗をかくのでしょうか?

医学的に言われている
汗をかく理由は4つあります。

・体温の調節
・保湿作用
・免疫機能
・皮膚上の細菌バランスを整える

この4つです。

最も有名な汗の役割は
1つ目の体温の調節です。

人が汗をかくタイミングのほとんどは
温度が暖かくなる時だと思います。

人間は体の健康を保つために
体温を一定に保つ働きがあります。

そのため、

外の温度が高まると体から汗を分泌させ、
水分を蒸発されることで体を冷やします。

よく、夏になると『打ち水』といって
店の前で水撒きをする光景を目にします。

あれは、店前に水を撒くことで熱で蒸発し
暑さを和らげる効果があるのです。


これと同じ原理で、
人間は体温が上がりすぎないように
水分を外に出すことで調節をしています。

また、汗には保湿効果も備わっています。

汗の成分の中には

・乳酸ナトリウム
・尿素

などが含まれているのですが
これは保湿クリームの原料にも
使われている成分です。

適度な汗をかくことで肌の潤いを
キープさせる効果があります。

アトピーの方は肌のバリア機能を
爪で壊してしまっているので
潤いが外に逃げてしまいがちですが、

バリア機能をしっかりと修復させれば
適度な汗をかくことで
潤いをキープできます。
さらに、

汗には免疫機能を保つ
という側面もあります。

アレルゲンとなるダニやほこりを
タンパク質を分解することで
アレルギー反応を抑えてくれます。

また、適度に汗をかくことで
肌の表面で暮らしている細菌達の
バランスを整え、肌を美しさを保ちます。

このように汗をかくことは
健康上とても大切な行為です。

ただ、汗をかくことは
良いことばかりではありません。

科学的に証明された汗と痒みの関係性


2013年5月31日に広島大学大学院の
秀道広教授ら研究チームが
汗と痒みの原因についての研究結果を

Journal of Allergy and
Clinical Immunology(電子版)
に掲載しました。

掲載サイト:https://www.jacionline.org/article/S0091-6749%2813%2900587-3/abstract

この研究結果を要約すると、

・アトピーの方の80%は
汗に対してアレルギーを持っている。

・汗アレルギーの原因物質は、
健康な人の皮膚にも常在している
カビの一種が作り出すタンパク質。

という内容となります。

また、汗にアレルギーが無い
正常な肌の方であったとしても

汗を放置することで菌が繁殖し
汗疹が出来てしまったり、

体温が急激に下がってしまい
風邪などを引き起こします。

汗をかくことは体温調節や
保湿、抗菌などに欠かせませんが

そのまま放置してしまうと
アトピーを悪化させる要因へと
変化してしまうのです。

どうすれば汗の痒みを抑えられるの?


それでは具体的にどうすれば
汗で生じる痒みを抑えられるのか。

ということを解説していきます。

先ほどお伝えした通り
汗をかいたまま放置すると、

アトピーの厄介な痒みへと繋がり
肌を爪でガリガリと掻いてしまい
出血や湿疹を作り出します。

また、急に寒くなってしまうので
風邪を引きやすい状況となります。

この状況を回避するためには
汗をこまめに拭うことが大切です。

タオルやハンカチなどを
常にカバンに入れておき
汗を拭ける状況にしておきましょう。

また、沢山汗をかいた日は
シャワーや入浴を念入りに行い
汗をキレイに流しましょう。

汗で痒みを感じた個人的な経験


僕自身も汗をかくことで
痒みを感じた経験が何度もあります。

夏場はどうしても汗をかくので
タオルを常備しておかないと
痒みが起こってしまいます。

一時期、

「汗を極力かかないようにしよう!
そうすれば痒みが起こらないじゃん」

と思い、

極力クーラーの効いた空間で
じっと過ごす生活を行いました。

確かにこの方法であれば
汗はかかないので良いのですが

逆に運動不足になってしまい
便秘などを引き起こすこととなりました。

汗をかくこと自体は
健康にプラスの作用をもたらしますし
アトピーにも効果的です。

ただし、

汗をかいた後の対処に気をつけないと
アトピーを悪化させることとなります。

特に寝ている時は要注意です。

汗について気をつけよう

と考えると、

ついつい昼間の過ごし方を
気をつけようとイメージしやすいですが、

個人的には寝ている時の方が
注意が必要だと感じています。

人は一晩でコップ1杯分の汗を
かいていると言われています。

寝ている間は汗をふけないので
痒みが強まる可能性が高いです。

なので、

寝具には十分に気をつけましょう。

僕自身、掛け布団が厚いと
熱がこもり汗をかき痒みが起こるので

なるべく通気性の良い
掛け布団を心がけています。

また、パジャマも通気性が良い
服装を心がけています。

具体的にはUNIQLOの
エアリズムを着て寝ています。

エアリズムについては
こちらの記事を参考にして下さい。

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汗に対する対処法を
しっかりと行うことで
痒みを引き起こすことなく
健康維持に活用できます。

アトピーを改善させるためにも
今回の記事を参考にしてみて下さい。

 

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