トシです。
冷水シャワーの本質は『野生力』を解放すること。
アメリカの人気ファッションモデルであるミランダ・カーも習慣化している冷水シャワー。
世界中で古来から受け継がれてきた伝統的な習慣です。
これまでは、なぜ冷水を浴びた方がいいのか?という疑問は謎のままでした。
ところが、通称:アイスマンと呼ばれるヴィム・ホフ(彼は氷点下25度から30度にも達するエベレストでショーツとサンダル姿で標高6,706mまで登っている)が注目されたことで科学的に冷水と健康についての研究が盛んとなりました。
今回は現時点で判明している科学的に冷水による体に起こる変化を解説します。
目次
冷水シャワーの本質は【野生力の解放】体内で起こる7つの変化とは!?
科学的なデータを紹介する前に知っておいてほしいことがあります。
それは、
冷水は野生力を解放させる
ということ。
「野生力って何ですか?」と言うと、あなたの中に眠っている『生きようとする力』生命力です。
生命力が強くなることで自己治癒力が高まり様々な健康効果が出ます。
こうした健康効果については後ほど詳しく解説します。覚えておいてほしいことは冷水により眠っている潜在エネルギーを呼び覚ませるということです。
冷水シャワーで起こる7つの肉体変化
冷水を浴びる習慣により様々なメリットを享受できます。
具体的には以下の7つの効果が期待できます。
- 美肌効果
- 美しい髪
- 炎症疾患の抑制
- 睡眠の改善
- 免疫力の向上
- 代謝の向上
- ポジティブな気分になる
です。
1つひとつ解説していきます。
美肌効果
まずは肌の健康です。
アメリカの人気ファッションモデルであるミランダ・カーや驚きの見た目の若さで有名な南雲 吉則医師が習慣化している冷水シャワー。
肌というのは表皮と真皮の2層に分かれています。
僕たちが見た目で「この人の肌は綺麗だな」と感じるのは表皮が荒れていないから。
表皮は真皮が代謝することで生まれます。そして真皮は血管内を通る血液から栄養を補給し健康を保っています。
つまり、普段からしっかりと栄養を補給し血流を良くして肌細胞に栄養源を届けることがダイレクトに肌の健康に影響を与えます。
温かいシャワーと冷たいシャワーと浴びるとき、体内では血管の拡張と収縮が行われます。
この拡張と収縮により血流は劇的に改善され必要な栄養素をしっかりと肌に供給できます。
もちろん日頃から肌に必要な栄養を補給することが前提ですが、その上で冷水を浴びると肌は非常に綺麗になります。
また、肌に供給されるのは栄養素だけではありません。肌の潤いに欠かせない水分も血液から供給されます。
アトピーは乾燥肌であるケースが多いですが、そういったトラブルも解消可能です。さらに冷水という刺激から肌を守ろうと防衛本能も高まるので、強い肌にもなれます。
総合的に肌のトラブルを解消できる習慣こそが冷水シャワーなのです。
美しい髪
冷水シャワーで美しくなるのは肌だけではありません。髪の毛でさえも美しくなります。
そもそも髪の毛は毛穴から生えています。血液を通して栄養を吸収することで美しくしなやかな髪の毛が育ちます。
冷水シャワーにより血流が改善されると髪の毛に必要な栄養素がチャージされます。結果的にツヤのある美しい髪の毛を手にすることができます。
炎症疾患の抑制
アトピーをはじめとしたアレルギー疾患は炎症が原因です。
肌が炎症することでアトピーが起こり、鼻が炎症することで鼻炎となります。肺が炎症すれば喘息。
炎症が起こる部位は違えども本質は同じ。炎症を止めることで病気を克服できます。
体内で炎症を強力に抑制する臓器は副腎。この臓器から分泌されるコルチゾールと呼ばれるホルモンに強力な抗炎症作用があります。(ステロイド薬の原料)
この強力な抗炎症作用のあるホルモンを意図的に分泌させるテクニックが『冷水シャワー』
コルチゾールはストレスホルモンとも呼ばれ、ストレスを感じる時に分泌が活発化します。
冷水というのは一種の肉体的なストレスです。そのため冷水を浴びることで意図的にコルチゾールを引き出し肉体に蔓延っている『炎症』を消火できます。
副腎について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックして下さい。
睡眠の改善
なぜか眠れない。
そのような経験は誰もがあります。
眠れない原因は色々ありますが、精神的な部分が大きいです。
人は興奮状態の時に交感神経が活発化し、リラックスしている時は副交感神経が働きます。
眠くなる時はリラックスしているので副交感神経が働いていることが必須条件となります。
ところが現代人は仕事や人間関係のストレスで交感神経に傾いたままの人が急増しています。常に警戒心があり心が休まらない状態です。
このような状況を解決するのが冷水シャワー。
温かいシャワーはリラックスで副交感神経を、冷たいシャワーは緊張で交感神経を刺激します。
2つの神経を適度に刺激することで極端に片方に傾くことを防ぎます。結果的に、自然に夜に眠りにつくことができます。
健康において睡眠は非常に大切です。夜はしっかり眠り昼はエネルギッシュに活動しましょう。
免疫力の向上
2015年1月~3月の期間に18~65歳のボランティア3018人を対象にして行った研究があります。
この研究を主催者であるバイジ科学者は参加者を4グループに分けました。
- 普段どおり温かいシャワーを浴びる対照群
- 普通にシャワーを浴びてから30秒間冷水シャワーを浴びる群
- 同様に60秒冷水シャワーを浴びる群
- 同様に90秒冷水シャワーを浴びる群
以上の4グループです。
全員が30日間挑戦し、その期間中に具合の悪かった日数について回答してもらいました。
結果は、
温かいシャワーだけを浴びた群より冷水シャワーを浴びた群のほうが、具合の悪かった日が29パーセント少なかった。
という結果となりました。
ちなみに冷水シャワーの秒数による効果の違いは見られないことから30秒で十分な効果が期待できます。
代謝の向上
冷水シャワーにより血管が収縮。温かいシャワーにより血管が拡張します。
血管が拡張することで血液は体の隅々まで流れ、血管が収縮すると同時に血液は心臓に戻っていきます。
こうすることで高速で全身の循環が活性化させることができます。
結果として代謝が促進され体温が上がり異常に病気に強い体となります。
「冷たい水を浴びたら体が冷えるのでは?」
と思うかもしれません。確かに肌の表面は冷たくなりますが人は恒温動物です。体温を一定に保つシステムが備わっています。
冷たい水を浴びると体温を一定に保とうとして代謝が上がり体温が上昇します。そのため逆にシャワーの後は体がポカポカします。
冷えは万病の元と言われるほど体に良くない現象です。
冷水シャワーで代謝を劇的に改善させ体温の高い健康体を手に入れましょう。
ポジティブな気分になる
冷水シャワーを浴びることで幸せホルモンであるエンドルフィンが分泌されることが分かっています。
そのため精神的な病であるうつ病にも効果が期待されています。
朝のシャワータイムで幸せホルモンを分泌させれば、毎日が幸せな朝に感じれます。
病は気からと古来から言われるほど、感情と病気は密接な繋がりがあります。
気分を高めることで病気はもちろん、人生そのものを楽しましょう。
3ステップ冷水シャワー
「冷水シャワーはどうやってやればいいの?」
と言いますと、3ステップで簡単にできます。
- ステップ1 : シャワーもしくは浴槽で十分に体を温める
- ステップ2 : 冷水を30秒浴びる
- ステップ3 : ステップ1と2を好きなだけ繰り返す(最後は冷水でしめる)
科学的には秒数を30秒以上にしても効果は変わらないとされていますが、しっかりと体の熱を冷まして火照りによる痒みをなくすためにも、慣れてきたら1分~2分ほど冷水を浴びることをオススメします。
また、繰り返すセット回数ですが体調を見ながら決めてもらえればOKです。
僕の場合、気分がシャキッとしたタイミングでやめます。1セットで終えることもあれば3セット行う時もあります。
注意点としては水圧を上げすぎないようにして下さい。
詳しくはこちらの記事で解説していますが、水量を上げて患部に当てすぎると逆に肌を赤くしてしまう危険があります。
なるべく頭からシャワーを浴びて全身を冷やす形で取り組んで下さい。
まとめ
科学的に冷水シャワーが肉体にもたらす変化を7つ紹介しました。
色々と効果がありますが、本質は眠っている『生命力』を活性化させることにあります。
僕たちの体は原始時代から変わっていません。ほんの少し前までは活用していた潜在パワーが現代社会の便利すぎる環境で機能しなくなっています。
適度に野生の本能を刺激して体を活性化させることで現代病を撲滅させましょう。
もちろん食べ物も重要なので、そのあたりはこちらの記事を参考にして下さい。
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