脱ステは地獄の入り口?ステロイドから安全に抜け出す4ステップとは!?

アトピーとステロイドについて

トシです、

ステロイド薬を使っていますか?

アトピーの脱ステは地獄の入り口?ステロイド依存から抜け出す4ステップとは?

トピーで悩んでいる方の場合、
ステロイドという薬を一度は
使用したことがあると思います。

そして、ステロイドの副作用を知り
全く薬を使わない選択をする方もいます。

ただ、このやり方は非常に危険です。

今回はなるべく負担が少ない方法で
薬に依存している状態から抜け出し

ほぼ薬を使わなくても日常生活が
送れるように方法を紹介していきます。

ステロイドをやめようと考えていたり
脱ステを行っている場合は
参考にして下さい。

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ステロイドってどういう薬なの?


世間一般的に

『ステロイド』

と聞くと、

真っ先に思い浮かぶのが
筋肉を肥大させる薬です。

この薬を使うと恐ろしいほど
筋肉が肥大化していき簡単に
マッチョになることができます。

ただし、

性ホルモンを強制的に操作しているので
使用を中断すると筋肉がしぼんでしまい
皮がたるんだ状態になってしまったり
女々しくなると言われています。

アトピーで使われているステロイドは
このタイプのステロイドとは異なります。

ステロイドには2つの種類があります。

・副腎皮質ホルモン
・性ホルモン

この2つです。

アトピーの薬として使われているのは
副腎皮質ホルモンのタイプです。

このホルモンは人間の臓器の一つである
『副腎』から分泌されるホルモンを
人工的に抽出した薬です。

期待されている効果としては

・傷口の治りを促進させる
・白血球の暴走を抑える

ことです。

アトピーの場合、白血球の一種である
T細胞が暴走している傾向があるので

この薬を塗ることで
悪化を食い止められます。

さらに、傷口を早く治せるので
アトピーの治療薬として
非常に重宝されています。

ただ、薬というのは
必ず副作用が存在します。

東京女子歯科大学病院
腎臓病総合医療センターのHPで
ステロイドの副作用について
詳しく解説されているので
引用させていただきます。

易感染性
体の抵抗力(免疫力)が低下するために、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。投与量が多い間は、感染予防の薬(バクタ配合錠など)を飲むこともあります。日頃は、手洗い、うがい、マスク着用、人混みを避けるなどの一般的な注意が必要です。

2. 骨粗しょう症(ステロイド骨粗鬆症)
骨がもろくなり(骨密度が減少し)、圧迫骨折や大腿骨頸部骨折などが起こりやすくなります。予防薬として骨を守る薬(ビスホスホネート薬)を内服します。

3. 糖尿病(ステロイド糖尿病)
糖を合成する働きを高めるため、血糖が上がります。投与量が多いほど血糖は上がるので、特に投与量が多い間は、食事療法による予防が大切であり、薬による糖尿病治療が必要な場合もあります。

4. 消化性潰瘍(ステロイド潰瘍)
消化管粘膜が弱くなるため、潰瘍ができやすくなります。胃酸分泌を抑制する薬や胃粘膜を保護する薬を予防的に内服します。

5. 血栓症
出血を止める働きをする血小板の機能が亢進するため、血管の中で血液が固まってしまう血栓症が起こりやすくなります。予防的に血をサラサラにする薬(抗血小板薬)を内服します。

6. 精神症状(ステロイド精神病)
不眠症、多幸症、うつ状態になることがあります。軽度のことが多いですが、よくみられます。ステロイド薬の減量により後遺症なしに改善します。

7. 満月様顔貌(ムーンフェイス)、中心性肥満
食欲の亢進と脂肪の代謝障害によりおこります。ステロイド薬の減量により改善します。カロリー制限など食事に注意が必要です。

8. 動脈硬化、高脂血症
動脈硬化を促進し、コレステロールや中性脂肪が高くなることがあります。食事に注意し、必要であれば、コレステロールや中性脂肪を下げる薬を内服します。

9. 高血圧症、むくみ
体内に塩分が溜まりやすくなるために起こります。塩分を取りすぎないようにします。

10. 白内障(ステロイド白内障)
白内障(視界が白く濁る)の進行を早めます。長期に内服する場合は眼科での定期的検査を行い、必要であれば点眼薬で予防します。

11. 緑内障(ステロイド緑内障)
眼球の圧力(眼圧)が上昇する(緑内障)ことがあります。自覚症状はほとんどなく、眼圧を測定する必要があります。ステロイド薬投与後、数週間以内に起こり、ステロイド薬の減量・中止にて改善します。

12. 副腎不全(ステロイド離脱症候群)
ステロイドホルモンはPSL換算で2.5~5mg程度が副腎皮質から生理的に分泌されています。それ以上の量のPSLを長期に内服した場合、副腎皮質からのステロイドホルモンが分泌されなくなります。そのため、急に薬を飲まなくなると、体の中のステロイドホルモンが不足し、倦怠感、吐き気、頭痛、血圧低下などの症状が見られることがあります(ステロイド離脱症候群)。自己判断で急に内服を中止しないように注意が必要です。

13. ステロイド痤瘡(ざそう)
「にきび」ができやすくなります。ステロイド薬の減量により改善します。

14. 大腿骨頭壊死(無菌性骨壊死)
大量投与でごく稀に起こることがあります。多くの場合、ステロイド薬投与後、数ヶ月以内に、股関節の痛みで発症します。早期発見が大切です。

15. その他
増毛、脱毛、生理不順、不整脈、ステロイド筋症、などが見られることがあります。いずれもステロイド薬の減量により改善します。

参考サイト:
東京女子歯科大学病院
腎臓病総合医療センター

URL:
http://www.twmu.ac.jp/NEP/steroid.html

このように書かれていると

「ステロイドは恐ろしい薬だ!」

と思ってしまいがちです。

実際に多くのアトピーで悩む方が
この副作用を知ったことで、

「ステロイドは悪魔の薬だ。
脱ステしよう!」

と決心している印象です。

僕もその一人でした。

ただ、

個人的にはステロイドの副作用は
そこまで気にしなくても良いかなと
正直なところ感じています。

なぜなら、僕自身が幼少期から
20年以上ステロイドを使い続けて
特に副作用を感じていないからです。

薬の副作用は確かに可能性としては
そういった症状になることもありますが、

安全性の高い状態で
薬は使用を認められます。

なので、必要以上にステロイドを
怖がる必要はありません。

しかし、同時に必要以上に
楽観的に考えるのも危険だと言えます。

ステロイドに限らず薬というのは
即効性が非常に高い代償として
身体に負担を与えています。

当然、当たり前のように使い続ければ
身体はその負担を受け続けてしまい
いつしか壊れてしまいます。

なので、薬を使う際は
バランスがとても大切です。

薬を使わなくても問題無いのであれば
あえて使う必要は全くありませんし、
どうしても使わないとツライ
という時は薬を使いましょう。

包丁は美味しい料理を
作ることもできれば、
人を刺し殺すこともできます。

薬も同じです。

非常に便利なのですが
使い方をしっかりと守り
バランスを考えましょう。

具体的なステロイド離脱法


それでは、どうすればステロイドから
抜け出すことが出来るのかを解説します。

ステップ1:使用量を減らす

まず、現在ステロイドを使っている場合、
急に止めてしまうことは避けましょう。

急に止めてしまうと
ステロイドで抑えていた炎症が
火山の噴火のようにドカンと現れ
まともに仕事ができなくなります。

まずは、

現在使っている
ステロイドの量を減らしていきましょう。

それも少しずつ減らすことです。

とにかくポイントはいきなり
ステロイドを止めないこと

です。

僕自身が地獄を経験しているので
あなたには同じような経験を
してほしくありません。

ステップ2:薬の強さを弱める

ステロイドにはランクがあり
強めのランクほど作用が大きい反面、
反作用も大きい傾向があります。

ステップ1で使用量を減らせたら
今度は薬のランクを下げましょう。

皮膚科で先生に対して、

「湿疹もひいてきたので
薬のランクを落として下さい。」

と言えば、

大抵の場合、指示通りのしてくれます。

ステップ3:弱いステロイドの量を減らす。

ステロイドのランクを下げたら
今度は使用量を減らしていきましょう。

ランクを下げたばかりの段階は
念の為、多めに使うようにして下さい。

そこから徐々に使用量を減らしてみて
身体の様子を見ていきましょう。

ステップ4:たまに使うようにする

ステロイドの量を減らすことが出来たら
最終的には湿疹がちょっと出た時だけ
使う程度にしていきましょう。

このステップ1〜4のステップを踏むことで
身体に負担をかけない形でステロイドの
使用量を減らすことができます。

ただ、ステロイドを減らすだけでは
アトピーを根本的に改善できないので
こちらの記事を参考にしていただき、

同時進行で身体の内側と外側の
両方からアプローチしましょう。

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脱ステをして植物人間となった経験談


僕自身、脱ステを実行した
という経験があるのですが、
本当に地獄の日々でした。

肌は荒れていき、傷口から血が流れ
黄色い液体が滲み出し服がひっつき
非常に耐えられない状態でした。

とても臭いがキツイですし
精神的に追い込まれて
一日中、部屋の中で横たわり
植物人間の日々を過ごしました。

脱ステをすれば治る。

その言葉を信じて辛くても
決してステロイドを使わずに
耐え忍んでいましたが、

結局その方法では
アトピーは治りませんでした。

もし、あなたが脱ステを考えている
ということなのであれば、
個人的にオススメは一切しません。

それよりも今回お伝えした手順を
正しく踏みながら薬の依存から
抜け出すようにしていきましょう。

 

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