トシです。
体は消化に手一杯です。
人間の全ての活動には『酵素』が必要になります。
肌のターンオーバー、乾燥を防ぐための皮脂分泌、ステロイドホルモンの分泌や生成、体内のデトックス作業、血液の循環などなど全て酵素があるから行えます。
『酵素が尽きる＝死』と断言する研究者や医師も多いです。
現代人は酵素不足に陥り、それが病気へと発展しています。
今回はなぜ酵素が不足するのか？アトピーの状態から健康的な皮膚にするために必須の生活習慣を解説していきます。
目次
９９％の現代人が陥るアンバランスな酵素配分とは！？
体内で酵素は2通りの働きをします。
一つが消化酵素。もう一つが代謝酵素です。どちらも膵臓から主に分泌されます。
消化酵素は食べ物の消化を進めることが仕事です。
例えば、炭水化物に含まれているでんぷん（糖質）を分解して糖にするアミラーゼ。タンパク質を分解するプロテアーゼ。脂質を分解するリパーゼがあります。
代謝酵素は体の全ての活動を支える酵素になります。車のガソリンのように活動の源です。
代謝酵素があるから体の毒を外に出せますし、肌を再生させることができます。健康になるための必須栄養素と考えてください。
残念ながら体は消化酵素と代謝酵素を同時には分泌できません。
体内には潜在酵素と呼ばれる酵素の源のような存在があり、そこから状況に応じて膵臓を通して消化酵素を分泌したり、代謝酵素を分泌します。
病気にならない体の共通点は代謝酵素の割合が大きいことです。
野生動物を見ていくと消化酵素よりも代謝酵素が多い状態と予測できます。「どうして代謝酵素の方が多いと思うのですか？」と言うと、自然界にある食べ物を口にしているからです。
草や木の実、果物などの自然界の食べ物には食物酵素が含まれています。こうした食べ物を口にすると体の消化酵素を使わずとも、食べ物内の食物酵素が消化を行ってくれます。
体内の消化酵素の分泌量が少なければ、それだけ代謝酵素の分泌に専念できます。だから野生動物は人間のような奇病にはならず生きられています。
99%の現代人はエネルギーの大半を消化酵素の浪費に使っている
現代人の食生活を見てみましょう。
僕たち人間は基本的に食べ物を加熱します。酵素は40度以上になると死滅するので加熱調理をした食べ物には生きた酵素はいません。
こうした食べ物を口にすると体内の消化酵素を使い食べ物を分解するしかありません。
通常であれば食べ物に含まれている食物酵素が消化活動をしてくれるので、酵素が全くない食べ物が入ってくると体は大慌てです。
大抵は消化酵素だけでは全ての食べ物を消化することができず未消化のまま腸へと運ばれ、毒素して血液へと流れていったり、大きすぎる物は便としてゴロっと排出されます。
たまに便の中に未消化物がありませんか？それは体が消化しきれなかった残骸です。
現代人の体はこうした消化活動にヒーヒー言いながら全力で頑張っています。こんな悲惨な状況だと消化酵素ばかりにエネルギーを注ぐため代謝酵素が疎かになります。
代謝酵素が疎かになると肌の再生は遅くなりますし、ホルモン生成が減少するので傷が治りにくくなります。毒素も溜まる一方です。
ポイントは『消化酵素→減』『代謝酵素→増』
こうした悲惨な状況を打開するには、消化酵素の分泌を減らし代謝酵素を増やすしかありません。
つまり、
- ①消化酵素の分泌を減らし体の負担を減らす
- ②代謝酵素を増やし体を健康体にする
この2つのことを実行すればいいのです。
①消化酵素の分泌を減らし体の負担を減らす
消化酵素が消耗してしまう理由は『酵素が死んだ食べ物』ばかりを口にしているから。
この習慣を自ら行う生物は地球上で人間だけです。酵素は熱に非常に弱いです。40度以上で破壊が始まります。
加工食品や加熱調理を当たり前に行う人間は、どうしても酵素不足に陥りやすい。ではどうすればいいのか？ローフードにすればいいのでしょうか？クルミや生野菜、果物だけを食べるべきでしょうか？違います。
確かに生の食べ物には生きた酵素が含まれていますし、ビタミンCなど熱で壊れてしまう栄養素を効率的に吸収できます。
一方で加熱するメリットもいくつかあります。熱を加えることで栄養の吸収が促進されたり、味付けがしやすくなるので食事を楽しむことができます。生の食べ物ばかりなんて味気ないです。
「それじゃ、どうすればいいの？」と言いますと、酵素サプリメントで補うこと。生の食べ物を増やすこと。この2つを意識すればいいです。
酵素サプリメントで補うこと
加熱調理のデメリットは酵素が死滅することです。
それなら酵素を食事と一緒に補えば実質、酵素が生きている食べ物と同じになります。
具体的な飲み方としては食前に酵素サプリを噛んで飲み込んでください。「カリッ」と音がしたらカプセルに亀裂が入った証拠なので、そのまま飲み込みます。
こうすることで、この後に入ってくる食べ物に対して酵素が直ぐに働いてくれます。酵素サプリは世界中で最も売れているサプリなので様々な種類が販売されています。
それぞれ目的によって良し悪しがあります。単純に食べ物の消化が目的であれば、酵素を専門に取り扱っているEnzymedica社の定番商品ダイジェストシリーズがオススメです。ダイジェストベーシックやダイジェストゴールドがあります。ゴールドのほうがより強力に消化を促すので、僕はゴールドを愛飲しています。
生の食べ物を増やすこと
全ての食事を生にするのは難しいことです。
ですが体が本来の消化活動を行うためにも生の食べ物を口にする機会を増やしましょう。朝だけでもいいですし、夜だけでもいいです。
例えば、キャベツやきゅうり、ブロッコリー、マッシュルームなどを、しそドレッシングをかけて食べると意外と美味しいです。
ドレッシングも油が多い物や糖質が多い物だとアトピーを悪化させます。裏面を見ながら良さそうな物を選びましょう。
生野菜の消化は食物酵素が行ってくれるので、お腹いっぱい食べても問題ないです。便通も良くなるので是非、お試し下さい。
②代謝酵素を増やし体を健康体にする
消化酵素の負担が減ると、必然的に代謝酵素の割合が増えます。
ただ酵素の材料が足りていなければ十分な量の酵素が生産できません。酵素はタンパク質です。そのため日頃からタンパク質を摂取しましょう。
タンパク質と聞くと肉や卵をイメージしがちですが、健康体になる上で必要なタンパク源は植物性でも十分です。
人は雑食なので肉も野菜も食べます。
ただ肉食の証である犬歯の割合から考えると、基本的には穀物や野菜などがメインで全体の15％程度、肉食で栄養を補うのが理想的という考え方もあります。
ここでは詳細は省きますが、大規模な研究によると植物性よりの食事をしている人の方がアレルギーなどの病気になりにくいことは既に証明されています。
どんな食べ物であっても完全に消化されれば問題ありませんが動物性食品は消化しにくく腐敗しやすい特徴があり、体を不健康な状態へと傾けやすいのです。
更に家畜産業は競争が激化しています。
『いかに低コストで大量の肉を短期間で出荷できるか』
といった考えが頭の中を支配しています。
これも話すと長くなるので割愛しますが、家畜はホルモン剤や化学物質入りの餌を与えられているので、肉類を食べることで毒素が体内に入りホルモンバランスをおかしくする危険性も高まっています。
そのため動物性タンパク質は週に1度程度の摂取に留めるのが体への負担が少ない食習慣だと言えます。
もう一つ重要なこととして、空腹時に酵素サプリを飲むようにして下さい。
というのも酵素サプリを空腹時に”噛まずに”飲むことで食べ物の消化に使われずに腸から血液へと吸収されます。その結果、代謝酵素として体内の異物を除去してくれます。
こうした酵素のことを『タンパク質分解酵素』と言います。体内に密かに生息している毒物は様々なです。カビや細菌、未消化のタンパク質、食べ物のカスなど。これらをタンパク質分解酵素が綺麗に掃除をしてくれます。
体が自然に代謝酵素で行っていることですが、サプリでブーストをかけることで、より短期間で体内の掃除が行えます。
また、なるべく体内の酵素の消費は避けたいというのも理由の一つです。
様々な研究で明らかになったことは、酵素の生産量は予め決まっているということです。つまり有限ということ。
酵素を使えば使うほど身体機能は衰えます。なので、なるべく貴重な酵素という資源を消耗させないためにもサプリを活用することをおすすめします。タンパク質分解サプリは、プロテアーゼやパパイン、プロメラインなど、タンパク質を分解する酵素がメインに配合されている物が良いです。
オススメはDoctor’s Bestの酵素サプリです。酵素サプリは非常に人気なので直ぐに売り切れます。早めに入手することをおすすめします。
まとめ
現代人の体内では消化酵素ばかりに偏り、肝心の代謝酵素が力を発揮できていません。
代謝酵素が十分にないと毒素は体内に停滞しますし、肌も弱いままです。
消化酵素の消費を減らすことで、代謝酵素を活発化できます。更にサプリで補うことで体内の貴重な資源を極力減らさずに体のデトックスや肌を強くすることが可能です。
酵素サプリを飲み始めると最初の頃はアトピーが悪化します。いわゆる好転反応と呼ばれる現象です。
今まで停滞していたデトックスが猛スピードで動き出すのでデキモノが出たり、今まで出ていなかった部分にアトピーが出たりします。1ヶ月程度で落ち着くので少しだけ辛抱しましょう。
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