トシです。
なぜ海外だとアトピーが治るのか?
19歳の頃にフィリビンのセブ島にインターンシップで半年ほど海外生活をしていたことがあります。
そのころはアトピーが綺麗さっぱり消えて快適そのものでした。
「どうして海外だとアトピーが良くなるのだろう?」
と疑問に思い思考を巡らせました。
添加物?ストレス?食べ物?
結局、色々考えてみたのですが当時は分からず終い。
ちなみにセブ島の後に日本に帰国するとアトピー再発。半年後に中国にインターンシップに行くとセブ島の時と同じくアトピーが消えるという現象が起こりました。
今回は今だからこそ分かる海外でアトピーが治るメカニズムについてお話しします。
目次
【ついに解明】海外でアトピーが治る理由は●●がないから
アトピー持ちが海外に行くと治る。
この現象が起こる理由は『アレルゲンがないから』
この一言に尽きます。
「いやいや、もっと複雑な理由とかあるでしょ」
と思うかもしれませんが非常にシンプルな理由です。
そもそもアトピーが発症する条件にアレルギー体質という土台があります。
アレルギー体質があるが故に周囲の成分に反応してしまう。
反応する成分は人によってバラバラ。
日光の人もいれば汗の人もいる。
こうした反応する成分が生活環境に存在しなければアトピーは出ません。アレルギーの元がないので当然です。
日本に帰国するとアトピーが悪化する4つの要因
では日本と海外で大きく違う部分はなんでしょうか?
大まかには3つの違いがあります。
それは
- 塩素
- 花粉
- 添加物
- 天候
この4つです。
塩素
日本の水道水はそのまま飲むことができます。
これは水道水を塩素で殺菌しているから。
日本に住んでいると当たり前のことだと思うかもしれませんが海外だと基本的に水は飲めません。(水道水をそのまま飲むとお腹を壊す)
海外ではウォーターサーバーやミネラルウォーターを購入し飲み水や調理に使っています。
もちろん日本以外の先進国でも水道水に塩素を加えている地域は多数あります。ただし日本ほど塩素濃度が高い国はないという研究結果も報告されています。
潔癖主義と言いますか日本の衛生面へと徹底ぶりが反映された結果なのでしょう。
塩素は細菌やウイルスを除去する存在。当然ですが毒です。
少量であれば問題ありませんが量が増えるごとに刺激が増していきます。
塩素に対してアレルギーがある人も一定数報告されています。
塩素そのものがアレルギーとして反応している。もしくは塩素の刺激が痒みに繋がっている。
どちらにせよ日本特有のアレルゲンだと言えます。
花粉
日本は花粉が常に漂っています。
主な花粉はスギとヒノキの2つ。
もちろん海外にも花粉は存在します。
ただ種類が異なります。
ヨーロッパであればイネ科の花粉ですしアメリカはブタクサです。
同じ花粉でも種類が違うためアレルゲンになりません。
花粉による肌荒れのことを『花粉皮膚炎』と呼びます。海外に行くと『花粉皮膚炎』が起こらないので肌が荒れないというのは十分にあり得る話です。
添加物
塩素と同じく日本は世界的に見ても食品添加物が多いです。
海外で使用が禁止されているものでも日本ではOKな物もあります。
当然ですが海外に行けば添加物の種類も変わります。
今まで知らず知らず反応していた添加物がゼロになるのでアレルギー反応は出なくなります。
天候
日本は高温多湿。ジメジメとした気候です。
アトピー患者の80%に汗アレルギーがあると言われていますがジメジメとした環境は痒みを誘発させます。
地域にはよりますが海外ではカラッとした地域もあります。蒸れによる痒みが起こりにくくアトピーが治る場合も多い。
実際に僕がインターンで過ごしたセブ島は海が近く快適な環境でした。その次に行った中国も海沿いの地域だったので同じように快適な環境でした。
以上の4つのうちのどれか。もしくは複数が組み合わさることで海外ではアトピーが治る。帰国するとアトピーが再発するという現象が起こると考えられます。
日本にいながらアトピーを治す方法
ここまでの内容を踏まえるとアトピー持ちにとって日本の環境は良くない。ということになります。
「そんなこと言われても海外に住むわけにもいかないし」
と困る人が大半です。
では日本にいながらアトピーを治すためにはどうすればいいのか?
答えは『体質を変える』です。
そもそも花粉や塩素など周囲の成分に反応する根本的な原因は『アレルギー体質』にあります。
体質を変えることができれば本来は無害である成分に反応することが無くなります。
つまりアレルゲンがアレルゲンではなくなる。
当然アレルゲンが消えれば海外と同様に日本でもアトピーが出なくなるということです。
なぜアレルギー体質になるのか?
「体質を変えることなんてできるの?」
と思うかもしれませんが可能です。
そもそもアトピーをはじめとしたアレルギー疾患は珍しい症状でした。それが1980年代ごろを境に急激にアトピーをはじめとしたアレルギー患者が増えています。
引用元:ナチュラルクリニック
これは何らかの原因によりアレルギー体質になってしまった。
と考えることができます。
そして体質を戻せばアレルギーは無くなるとも考えられます。
ではアレルギー体質とはどういう状況なのでしょうか?
このあたりに関してはこちらの記事で解説しているので参考にしてほしいのですが、要するに炎症を促進する油が細胞膜に多くある状態こそがアレルギー体質ということです。
アレルギー体質を正常に戻す方法
炎症が促進する状態から正常な体質に戻すためには油の見直しが必須です。
油と一言に言っても
- 炎症を促進する油
- 炎症を抑える油
の2つが存在します。
このバランスが適度に保たれていればアレルギーは起こりません。
ところが食べ物に溢れた現代社会では炎症を促進する油が濫用されています。
加工食品に使われている油や炒め物、揚げ物は全て炎症を促進する油です。
専門用語でオメガ6と言います。逆に炎症を抑える油のことをオメガ3と言います。
現代人は炎症を促進する油が体内で過剰状態です。
体質が変化するまでにかかる日数
油の見直しによりアレルギー体質を克服することが可能です。
とはいえ薬のように数日で治るものではありません。
個人差はありますが半年から1年ほどあれば炎症体質から抜け出すことが誰でも可能です。
これ以上アトピーに悩む日々を増やさないでください。
誰でも体質は変えられます。
具体的なアプローチ方法についてはこちらの記事でまとめました。
要約するとオメガ3が豊富な魚を多く摂りつつ炎症を促進させるオメガ6の摂取量を減らすということです。
オメガ3は酸化しているかどうかで効果が真逆に働く性質があります。
そのあたりに関してはこちらの記事をチェックしてください。
まとめ
海外でアトピーが治る理由は日本特有のアレルゲンがないから。
体質は変わっていないため帰国と同時にアトピーは再発する。
これを防ぐためには根本的なアレルギー体質を変えるしかない。アレルギー体質は油の影響によって起こる。
日々の油を見直すことで体質を変化させ日本に居ながらでもアトピーを克服することができる。
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