トシです。
アトピーは体質や遺伝だと諦めていませんか?
長年アトピーがあると「これは治らないものなんだ…」と諦めの心が芽生えてきます。
確かにアトピーは体質や遺伝的な要因が絡んでいます。
ただ遺伝や体質だとすると大昔からアトピー患者は変わらずにいたことになります。
しかし
昭和初期の頃まではアトピー患者はいませんでした。
このことから一つの結論が導き出せます。
アトピー体質だったとしてもアトピーにならない方法が存在する。
ということ。
今回はアトピー体質とは具体的にどういう状態なのか?どうすれば肌の炎症を抑えて平和な日常生活を過ごせるようになるのか?
その辺りについて解説していきます。
目次
【断言します】アトピー体質は100%改善可能である1つの理由とは!?
まずアトピー体質は改善可能かどうかの疑問についてお答えします。
結論、改善できます。
今あなたの肌がどれだけ荒れていたとしても治ります。
皆んなと同じように日常生活を過ごせます。
大丈夫です。
具体的なやり方としては細胞膜の構成バランスを変化させます。
「どういうこと?」と感じると思うので後ほど詳しくお話します。
まずはアトピー体質とはそもそもどういう状態なのかを解説します。
アトピー体質とは何なのか?
よくアトピーの人は肌が乾燥しやすい。敏感肌。
そんな言葉を耳にします。
確かに遺伝の関係で肌が強くない場合もあります。
ですが
遺伝による肌質はアトピーとはそこまで関係ありません。
大切なことは『細胞膜の構成バランス』です。
アトピー体質の正体は『過剰なマスト細胞』
人間は細胞37兆個の集合体です。
細胞一つ一つが健康であれば集合体である人間も健康になります。
逆に細胞に異常があるとアレルギーも出るしガンにもなります。
ではアトピーの人の細胞はどうなっているのでしょうか?
アトピーやアレルギーが出やすい人はマスト細胞に異常があります。
「マスト細胞ってなに?」と言います免疫担当の細胞のことです。
鼻の粘膜や肌に多く存在していて外敵をいち早く感知します。敵を認識するとなるべく早く体外へ出すためにアレルギー反応を促進します。
このマスト細胞が過剰に反応してしまう状態がアレルギー体質やアトピー体質の正体ということです。
細胞膜にオメガ6が多いと炎症体質になる
なぜマスト細胞が過剰になるのでしょうか?
その理由は細胞膜の構成成分にあります。
どんな細胞でも一番外側には細胞膜と呼ばれるバリアを張っています。
この膜に付着した成分が体にとって害があると判断されると炎症が発生します。
アトピー体質の人は本来は害がない成分でも「これは危険な成分だ!」と判断されてしまい炎症が起こりやすい状況なわけです。
細胞膜は油で作られています。僕たちが日頃から食べている食材の油分を材料にしています。
実は最近の研究で油には炎症をを促進させるものと鎮めるものが存在することが判明しました。
炎症を促進させる油をオメガ6。鎮める油をオメガ3と呼ばれています。
オメガ6とオメガ3の詳しい説明はこちら
つまり日頃からオメガ6を多く摂ると細胞膜の構成成分はオメガ6主体となります。
この状態だと炎症が促進しやすい細胞膜になり化学物質や無害な成分が付着しただけで過剰に反応しやすい体質となります。
この状態こそがアトピー体質ということ。
ちなみに炎症が出る部位は遺伝に左右されます。
肌から出やすい人はアトピーとなりますし鼻から出やすい人は鼻炎となります。
それぞれ病名は異なりますが根本的なアレルギー体質の原因は同じということですね。
目指すオメガ比率は1対2
炎症しやすい細胞を正常に戻すためにはオメガ3の比率が鍵となります。
オメガ3は炎症を鎮める性質がある油です。
オメガ6が過剰な状態である細胞膜にオメガ3を加えることで炎症しにくい細胞が完成します。
炎症しにくいということは花粉や汗など無害な成分に反応しにくくなるということ。
つまり肌が痒くならない体質に生まれ変わることを意味します。
オメガ3とオメガ6の理想的な比率は1対1もしくは1対2とされています。
これ以上オメガ6が増えてしまうと炎症が出やすいことは実験で証明済み。
アトピー体質から解放される『黄金の習慣』
アトピー体質を改善させることは細胞膜の構成バランスを変えるということ。
具体的にはオメガ3とオメガ6の比率を1対2までにしておく。
理想的な比率をキープするためには以下の習慣が大切です。
- 植物性植物油脂を避ける
- 積極的に魚油を摂る
植物性植物油脂を避ける
こちらの記事でも解説していますがオメガ6という油は別名;植物油です。
つまりサラダ油や大豆油、ごま油、米油など揚げ物や炒め物、加工食品に使われている油は全てオメガ6に分類される油ということです。
現代人は明らかにオメガ6を摂りやすい環境にいます。
その結果として人によってオメガ3とオメガ6のバランスが1対50になっているケースも報告されています。
この状況を打破するためにはオメガ6の摂取量を減らさなくてはなりません。
まずは炎症の元を断つこと。
積極的に魚油を摂る
炎症の元を絶った後は細胞膜に残っている炎症成分を撃退していきます。
具体的にはオメガ3をどんどん入れていきます。
こうすることで細胞膜の状態が正常となりアレルギー症状が消えます。
オメガ3はDHAやEPAと呼ばれる油で魚に多く含まれています。
それ以外にもアルファリノレン酸という成分として野菜やナッツ類にも含まれています。アルファリノレン酸は体内でDHAやEPAに変換されるので魚を食べるのと同じ効果が期待できます。
ただ変換される量が少ないためオメガ3をとる目的であれば魚を食べる方が効率的です。
具体的なオメガ3の摂り方はこちらを参考にしてください。
まとめ
- アトピー体質の正体は炎症状態のマスト細胞
- 体質を改善させるには油の比率を変えること
- 魚には豊富なオメガ3が含まれている
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