トシです。
12週間で結果が出ます。
オメガ3の抗アレルギー治療が効果があることは数々の論文が証明しています。
となると気になるのが『期間』。
一体どれくらいでアトピーがよくなるの?という部分。
今回はオメガ3の治療データを元に効果があったとされる期間や詳細について解説していきます。
目次
【朗報】12週間あればオメガ3でアトピー体質を改善させられる
オメガ3とアトピーに関する研究資料によると、秋田大学医学部付属病院皮膚科に通院されている19歳から54歳の方達(16名)に対して、魚油の飲料(DHA 540mg、EPA 1260mg)を1日一本摂取する試験12週間おこないました。
結果は以下の通りです。
- 重度の肌の赤みが改善(10名中8名)
- 重度または中度の痒みの改善(13名中10名)
- 重度または中度の苔癬化(たいせんか)改善(11名中6名)
- 重度または中度の皮丘(ひきゅう)改善(11名中8名)
※苔癬化(たいせんか)…肌が象のように厚みが出る症状
※皮丘(ひきゅう)…肌が湿疹で盛り上がる症状
最終的に16名の参加者のうち8名が中程度あるいは顕著な回復が認められました。残りの8名に関しても5名に軽度の改善が認められています。
オメガ3は12週間あれば改善効果が期待できる
今回の研究資料では4週間、8週間、12週間の3つの期間で症状の経過を観察しています。
後半になるほど改善事例が多くなることを考えると12週間続ければ効果が期待できると言えます。
個人的にいつになったら効果が出るのか分からない民間療法は嫌いです。
「デトックスすれば治りますよ〜」「これを続ければいいよ〜」「悪化してもそれは好転反応だから心配いらないよ〜」
そんな曖昧な言葉で誤魔化された経験があるからです。
「何を」「どれだけ」やれば「いつ」までに改善が期待できるのか?
そこが重要だと思っています。
1日に摂取するべきオメガ3の量
研究資料ではオメガ3を含んだ飲料200ml(DHA 540mg、EPA 1260mg)を1日一本飲むという形で治療を進めています。
この事例を参考にするのであれば1日あたりオメガ3を約2gほど摂取すれば効果が期待できることになります。
2gであれば市販の魚の缶詰で無理なく摂取することができる量でしょう。
サプリメントでも問題はありませんが酸化している可能性も否定できません。
そのためクリルオイルから摂取するのが良いです。
オメガ3を増やすよりも大切なこと
今回の研究では言及されていませんが治療中の食事内容はかなり大切です。
具体的には
オメガ6を摂らないこと。
なぜならオメガ3と対になるオメガ6という油の過剰摂取がアレルギー体質を引き起こしているから。
オメガ3を積極的に取りつつオメガ6を徹底的に減らす。
体内のオメガ3とオメガ6の比率が1対1あたりまで調整できれば厄介なアレルギー体質から抜け出すことができます。
今日から1日2gオメガ3を摂ろう
1日2gを12週間続けることで80%の人が肌の赤みや痒みが改善する。
今回お伝えした研究資料を一文で表現するとそうなります。
1日2gのオメガ3はなるべく魚から摂るようにして下さい。
なぜならサプリと魚では吸収率に差があることが分かっているからです。
大量に摂取しても吸収されなければ意味がありませんからね。
加えてサプリ内の油が新鮮なのか不明なのも不安材料です。
万が一酸化した油だった場合は逆にアトピーを悪化させる危険性が高まります。
1日2gのオメガ3を魚から食べる生活を今日から12週間続ける。
その期間はオメガ6が含まれている加工食品などはNGです。
2gのオメガ3であればサバ缶一つで十分に摂れます。
まとめ
オメガ3を1日に約2g摂取することで80%の人が赤みや痒みが改善した。
オメガ3を増やすことは大切だがオメガ6を減らすことも同じかそれ以上に大切。
魚からオメガ3を摂ることで吸収率が上がる。
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