それ実は”蕁麻疹”かも!?3つのアトピーとの違いや対処法を解説!

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それ実は”蕁麻疹"かも!?3つのアトピーとの違いや対処法を解説!

トシです。

『蕁麻疹』『アトピー』は明確に違います。

肌が荒れているからと言って全てがアトピーというわけではありません。それぞれ対処法が異なるので明確に見極め対処する必要があります。

長年アトピーと思い込んでいたけど実は蕁麻疹持ちでもあった。そういったケースは多々あります。

今回はアトピーと蕁麻疹の明確な違いを解説しつつ、それぞれの対処法を紹介します。

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それ実は”蕁麻疹”かも!?3つのアトピーとの違いや対処法を解説!

まずアトピーと蕁麻疹について明確に異なる点をお伝えします。

それは慢性的か急性的かです。

アトピーは慢性的。つまり常に痒みがあることが特徴です。

一方で蕁麻疹は急性的。(慢性タイプの蕁麻疹もありますが、ここでは割愛)つまり特定の条件下の時に強烈に痒みが出ます。持続力はないので10分もすれば症状が落ち着きます。

文章だけでは伝わらない部分もあるので、画像を元に2つの症状を見ていきましょう。

アトピーの慢性的な炎症

アトピーの慢性的な炎症

引用元;大山皮ふ科形成外科

常に痒みがあるため全体的に赤みがあります。皮がめくれ出血していたり、浸出液が出てグチュグチュとした状態なのが特徴的です。

蕁麻疹による急性的な炎症

蕁麻疹による急性的な炎症

引用元;克服経験から語る「コリン性蕁麻疹」の原因、症状、検査、治療方法、無汗症の難病との関連など

患部が盛り上がるような症状が特徴的です。

アトピー持ちの方であれば、汗による蕁麻疹が多いです。症状名で言うと『コリン性蕁麻疹』や『温熱蕁麻疹』となります。

アトピーの炎症とコリン性蕁麻疹が加わると症状が若干、異なりますが大まかには

  • 汗をかいた後のタイミングで猛烈に痒くなること。
  • ブツブツとした症状が出ること。
  • 時間が経つと症状がおさまる。

こうした3つの特徴がある場合は蕁麻疹です。

アトピー+蕁麻疹持ち

純粋にアトピーだけの人もいれば、蕁麻疹だけの人もいます。そして両方を持っているケースもあります。(僕はアトピーと蕁麻疹の両方タイプ)

こうしたケースだとアトピーに良いとされることを徹底しても、汗により蕁麻疹が出現→肌をかく→アトピーも悪化。と言うようにアトピーが治りにくくなります。

そのためアトピーも蕁麻疹も両方の対策が必要不可欠です。

アトピーと蕁麻疹が重なるとブツブツとした部分が大きくなる傾向があります。

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アトピーと蕁麻疹はどうして起こるのか?

結果には必ず原因が存在します。アトピーによる慢性的な炎症も蕁麻疹のような急性的な炎症も明確な原因があり発症しています。

メカニズムを知ることで対処法が自ずと見えてきます。非効率な方法に時間やお金をかけず最短で望ましい結果を得るために、それぞれの炎症のメカニズムを把握しましょう。

アトピーの慢性的な炎症のメカニズム

詳しく解説すると非常に長くなるので省略しますが、アトピーのように常に痒みがある理由は

体内に痒み成分が常にあるから

です。

非常にシンプルです。痒みの元が体内にあり続けるから痒みが慢性的に続いている。

「痒み成分って何ですか?」と言うとプロスタグランジンやロイコトリエン。

この成分はリノール酸やアラキドン酸が体内で変化することで生まれます。

リノール酸というのは僕たちが日頃からチャーハンなど炒め物に使う植物油のこと。アラキドン酸というのは肉に含まれている脂です。

現代人はどうしても、こうした成分を多く摂取してしまう環境で生活しています。その結果、痒みが何年、何十年も継続しています。

蕁麻疹の急性的な炎症のメカニズム

蕁麻疹。ここでは汗によるコリン性蕁麻疹の仕組みについて解説します。

コリン性蕁麻疹というのは汗の分布を促進させる成分『アセチルコリン』が原因と考えられていることから命名されました。

傾向として日常的にあまり汗をかかない人に見られる症状であることから、汗をかく力が弱くなることで起こるとされています。

具体的には汗を外に出しきれず一部が内側で滞ってしまい、それが痒みに繋がっています。そのため汗を外に出す力を強化することで解決できます。

汗による炎症ではありますが、日頃から汗を流す習慣がポイントとなります。

アトピー+蕁麻疹持ちが日常生活でやるべきこと3つ

この記事を読んでいるあなたはアトピーで悩んでいるかと思います。それに加えて汗による蕁麻疹を持っている可能性もあるかと思います。

アトピーと蕁麻疹の両方を持っているタイプは、それぞれの治療法を同時進行する必要があります。

アトピーの解決方法

アトピーの慢性的な痒みは痒み成分の仕業です。

解決方法は痒み成分を入れないことと、痒み成分を抑制すること。

具体的には油の見直しを第一優先しましょう。

「どうして油なの?」というと豊かな現代社会では安価で美味しい加工食品が豊富だからです。

そうした物には植物油が含まれています。(日頃から購入している商品の原材料を見えると、これでもかと植物油の文字があることに驚くはず)

詳しくはこちらの記事を参考にして下さい。

 

汗による蕁麻疹の解決方法

汗による蕁麻疹の場合、汗を外に出し切る力が弱くなっている傾向にあります。そのため汗を日頃からかくことが大切です。

とはいえ、汗で蕁麻疹が出る以上は急に運動すると症状が悪化します。肌が荒れるだけで美容院が億劫になったり、仕事を休んだり、友人と遊べなくなるので避けたいところ。

オススメは抗ヒスタミン薬を使いつつ、汗を流すこと。

汗による蕁麻疹はヒスタミンと呼ばれる痒み成分により猛烈な痒みを呼び起こします。

まずは薬で痒みをブロックし汗を流せる土台を作ります。その上で汗を流すことで汗腺を鍛えましょう。

オススメは入浴

運動もありですが体を動かすことが苦手な人が大半ですし何より面倒…

そんな人でも継続できる汗を流す習慣といえば入浴。浴槽にしっかり浸かり汗を流しましょう。

こう言うと「わかりました!長風呂します!」と思うかもしれませんが、そうではありません。

実は長風呂をすることで肌の保湿成分であるセラミドが減少することが分かっています。そのためアトピー持ちであることを考えると、40度以内で15分までの入浴を心がけましょう。

 

ちなみに抗ヒスタミン薬は第一世代と第二世代があります。眠気が強い第一世代に比べて第二世代は眠くなる成分はなくステロイドのような強い副作用もなくオススメです。

アレジオンが抗ヒスタミン薬として有名です。一日一回の服用で24時間効果が持続するのでオススメですよ。

それに加えて入浴後に冷水を浴びるようにして下さい。

ほぼ100%の確率で火照ったまま過ごすと全身に蕁麻疹が出ます。しっかりと冷水でさっぱりとさせることで蕁麻疹が出ないようになります。

実は冷水を浴びる習慣は非常に重要です。

なぜなら、

あなたの体内にある副腎を活性化させる最強テクニックだから。

副腎を活性化させることで抗炎症ホルモンがドバドバ溢れ出し薬品並みの効果が期待できます。

詳しくは副腎のテーマで解説しますが、冷水を浴びる習慣がアトピーに効果的であることは覚えておくといいです。

まとめ

アトピーと蕁麻疹は明確に違う皮膚疾患。アトピーだけの人もいればアトピー+蕁麻疹持ちのタイプもいる。

アトピーだけであれば体内の痒み成分を減らすだけで解決しますが、蕁麻疹がある場合は抗ヒスタミン薬を使いつつ汗を流す必要があります。

自分のタイプを見極めつつ適切に対処する必要があります。

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