アトピーには2種類ある!?内因性と外因性の違いや特徴、対処法を公開!

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アトピーには2種類ある!?内因性と外因性の違いや特徴、対処法を公開!

トシです。

アトピーには2種類あります。

内因性アトピー外因性アトピー。アトピー持ちの方はどちらかに大別できます。

それぞれのタイプによって症状や気をつけるべきポイントが異なります。そのため自分がどちらのアトピーなのか知ることは非常に重要です。

今回は外因性と内因性の違いや見分け方、具体的な対処法を解説します。

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アトピーには2種類ある!?内因性と外因性の違いや特徴、対処法を公開!

アトピーには2種類ある!?内因性と外因性の違いや特徴、対処法を公開!

聞いたことがないかもしれませんが、アトピーは内因性外因性の2タイプに分けることができます。

元々、アトピーだけでなくアレルギー疾患に対して内因性や外因性という考え方は昔から言われています。例えば喘息に対して1947年にRackmanという方が提唱しています。

アトピーに関しては1980年代から少しずつ論文で出てくるようになり、2000年以降になると内因性と外因性について論文が続々と増えていきました。

ドイツやフランス,イタリアなどでは良く言われていますが、日本では好まない考え方なのか、内因性や外因性という考え方はあまり使わない傾向にあります。

とはいえ、確実にアトピー改善に役立つ考え方なので知っておくべき知識です。

外因性アトピーとは?

外因性アトピーというのは一言で言えば、典型的なアトピーです。

特徴としては、

  • 全身に乾燥肌の傾向があること。
  • IgE値が異常に高い

この2つが挙げられます。

すぐに分かる方法として手相があります。

乾燥肌の原因は肌のフィラグリンという成分を作り出す機能が弱いことから起こります。フィラグリン遺伝子に異常があるタイプと言えます。

このタイプの方は、ほとんどのケースで手の平の親指付近のスペースに縦線や横線が多く刻まれています。(右側3つが外因性アトピーの可能性が高い人の手相。)

アトピー フィラグリン遺伝子 乾燥肌 手相

こうした特徴はフィラグリン遺伝子に異常がある。つまり肌が乾燥しやすいタイプであり、外因性アトピーの可能性が高いです。

ちなみに僕は外因性アトピーです。手相もしっかりと当てはまっていました笑

内因性アトピーとは?

一方、内因性アトピーは

乾燥肌ではないし、IgE値は正常にも関わらずアトピーであるタイプです。

2タイプの比率

外因性と内因性の比率はドイツでは73%:27%、ハンガリーでは78.2%:21.8%、韓国では80%:20%となっており、おおよそ8:2の割合となっています。

内因性アトピーは女性の比率が高く7~8割は女性であることが分かっています。

つまり、

ほとんどのアトピー持ちの方は外因性であるが、全体の2割は内因性タイプであり、内因性アトピーは女性の比率が高い

ということです。

外因性と内因性アトピーの治療方法

それではタイプごとに、どういった治療法が効果的なのか解説します。同じアトピーでもタイプが違うとアプローチ方法も変わります。

外因性アトピーの治療方法

まずは外因性アトピーについて。

このタイプは典型的なアトピーなので、体内のT細胞のバランスを調整することと、バリア機能を正常に戻すことで改善できます。

T細胞のバランスを調整する方法は

  • Th1を高めること
  • 油の見直しをすること

この2つがポイントとなります。

ここで解説すると非常に長くなるので、詳しくはこちらの記事をチェックして下さい。

Th1を高めること

油の見直しをすること

ざっくりと解説すると、

Th2に偏っているバランスをTh1を高めることで調整する必要があります。そのためにLPSを摂取すること。

そしてTh2を促進させている背景としてリノール酸の過剰摂取があります。そのためリノール酸を減らしつつ、炎症を抑制するオメガ3を積極的に摂取することが重要です。

内因性アトピーの治療方法

外因性と違い内因性のアトピーは数値上の異常はありません。

正常な数値なのにアトピーが起こっているタイプ。正直なところ、有効策がまだまだ確立できない状況です。

内因性の特徴として金属アレルギーがあるケースが非常に多いことが知られています。

例えば、浜松医科大学の調査では、内因性アトピーは外因性と比べて

  • ニッケルアレルギー 2.5倍
  • コバルトアレルギー 3.5倍

も高いことが分かりました。

また、汗の中の金属濃度は3.7倍も高いことも明らかにされました。そのため金属類を避けることで症状が軽減する可能性が非常に高いです。

金属と聞くとアクセサリーを思い浮かべるかと思いますが、実は食品にも含まれています。

例えば、チョコレート。

チョコには金属であるニッケルやクロム、コバルトが含まれています。

金属に分類されるものとしては、

  • ニッケル
  • コバルト
  • クロム
  • 亜鉛

があります。

具体的な食べ物としては

ニッケル…豆類全般、玄米、蕎麦、オートミール、ほうれん草、レタス、カボチャ、キャベツ、海藻類全般、牡蠣、鮭、ニシン、紅茶、ココア、ワイン、チョコレート。

コバルト…ホタテ、レバー、紅茶、ココア、ビール、コーヒー、チョコレート

クロム…じゃがいも、玉ねぎ、紅茶、ココア、チョコレート。

亜鉛…玄米、小麦、海苔、牛肉、レバー、牡蠣、カニ、タコ、日本茶

…レバー、牡蠣、シャコ、紅茶、日本茶

が金属を多く含んでいます。

全てを避けることは現実的ではありませんし、体にプラスになる栄養素を含む食べ物もたくさんあります。

大切なことはこうした情報を知り、バランスを考えながら付き合うことです。知って食べるのと、何も知らないで食べるのでは雲泥の差です。

上手にバランスを考えて食べていきましょう。

まとめ

アトピーには外因性と内因性の2つが存在する。

80%が外因性ですが20%は内因性です。(内因性タイプのアトピーは女性が7割以上と多い)

外因性アトピーは乾燥肌であり、IgE値が異常に高い典型的なアトピータイプ。内因性は数値上は正常にも関わらずアトピーを発症している。

外因性アトピーの治療法としてはバリア機能を正常に戻すためにLPSを肌から補うことと、T細胞のバランスを正常に戻すためにLPSの摂取と油の見直しを行いましょう。

Th1を高めること

油の見直しをすること

内因性に関しては決定的な治療法は確立されていません。ですが金属アレルギーを持っているケースが多いため、金属類であるニッケルやコバルト、クロム、亜鉛、銅は避けた方が無難です。

ただ、全ての金属を避けることは現実的ではありません。そのため適度に摂取し過剰に摂らないようにバランスを考えることが大切です。

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