トシです。
アトピーの新薬オルミエントの仕組みや料金、副作用について解説します。
2020年12月から日本イーライリリー株式会社から販売されたアトピーの新薬オルミエント。
今回はこの新薬が一体どういう仕組みなのか？副作用や料金について解説していきます。
販売元の日本イーライリリー株式会社とは？
オルミエントを販売している日本イーライリリー株式会社は、米国インディアナ州インディアナポリスに本社を置くイーライリリー・アンド・カンパニーのグローバル企業の子会社です。
製薬会社として1876年にイーライリリー大佐が創設し約150年の歴史がある会社です。
専門分野は
- 糖尿病
- がん
- 自己免疫疾患
- 神経変性疾患
などです。
アトピーの新薬オルミエントとは？
オルミエントは2020年12月からアトピーの新薬として処方がスタートしましたが、元々は関節リウマチの薬として2017年から一般的に処方されていた薬です。
オルミエントがアトピーの炎症を抑える仕組み
なぜ、オルミエントはアトピーの炎症を抑えることが可能なのか？
それは、
「痒み成分JAK(ジャック)を阻害しているから」
です。
少しだけ専門的な話をすると、体には痒み成分JAKを誘発する成分としてIL-4やIL-13という成分が存在しています。
これらの成分がJAKを生み出し痒みへと繋がります。
オルミエントはJAKそのものを阻害する薬なので、痒みは起こらなくなるというわけです。
ちなみに同じく新薬であるデュピクセントはIL-4やIL-13を阻害することで痒みが起こらないようにしている薬です。
引用元：こころ皮膚クリニック
オルミエントの安全性
抗がん剤がガン細胞だけでなく健康な細胞も気づけてしまうように、どんな薬にも100%副作用があります。
アトピー患者740名の国際共同試験によると、以下の副作用が確認されました。
- 上咽頭炎（じょういんとうえん）
- 上気道感染
- 毛包炎（もうほうえん）
- 口腔（こうくう）ヘルペス
- 喘息
- 白内障
など。
引用元：うらた皮膚科
オルミエントの料金
オルミエントは保険が適用されるので３割負担で購入可能です。
料金としては池袋皮膚科のHPを参考にすると以下の通りです。
4mg（3割負担の場合） 4週間 39,814円
2mg（3割負担の場合） 4週間 22,760円
症状によって処方される薬の量も変わってくるかと思いますが、毎月2万〜4万円が薬代で消えていく計算となります。
オルミエントへの個人的な見解
オルミエントは元々、関節リウマチの薬として処方されていた薬ですし、販売元も信頼できる製薬会社なので安心できる薬だと感じています。
薬なので副作用が起こる可能性はありますが、軽いものが多いのでそこまで気にする必要はないかと思われます。
ただ、薬代で毎月のように数万円の支払いをするのは正直もったいない気持ちがあります。
個人の自由なので他人がとやかく言うことではありませんが、薬を継続しながらでも良いので、アトピーの仕組みについて理解し日々の生活習慣を見直すことで、薬に頼らなくても日常生活を快適に送れるようになれます。
まずは油の見直しからですね＾＾
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