ステロイドに副作用は存在しない?薬を正しく認識する『主副一元論』

アトピーとステロイドについて
ステロイドに副作用は存在しない?薬を正しく認識する『主副一元論』

 

トシです、

薬には副作用はありません。

薬には作用と副作用があると
一般的に言われています。

しかし、本来この作用と副作用という
2つに分ける考え方はおかしいです。

今回はステロイドを常用することは
一体どういうことなのか?

ということについて解説していき
薬の作用と副作用の考え方を
詳しく解説していきます。

この記事で知れること

✅薬の主作用&副作用の医学的な定義とは?
✅ほとんどの人が陥っている副作用の盲点とは!?
✅薬を冷静に分析する主副作一元論
✅体内は薬をどう捉えているのか?
✅ステロイド薬で引き起こる15のトラブルを公開!

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薬の主作用と副作用

何かの病気にかかると現代人は
近所のドラックストアや病院に駆け込み
医者から薬を処方してもらいます。

そして、

貰った薬にどのような作用や
副作用があるのか解説されます。

医学的には、症状を改善させる作用を
主作用と表現し本来の目的意外の症状を
副作用だと定義付けています。

例えば、

風邪薬であれば鼻水が止まる
などが主作用であり、

眠くなったり、痒くなったり、
めまいがする喉がかわくなどは
副作用であるとされています。

副作用=アンラッキー。。。なのか?

この薬の副作用についてですが
なぜか世間ではあまり注目されません。

主作用ばかりが注目を浴びて
副作用は見向きもされていません。

まるで、薬には
副作用がないかのように…

実際、風邪薬の副作用として
体が痒くなったり、めまいがする
という症状がある事実を
どれだけの方が知っているでしょうか?

おそらく、ほとんどの方が
副作用について知らない状態で
主作用しか目を向けていません。

薬=体に害を与える

主作用ばかりを見ていると
薬は魔法のランプのように
病気を治してくれる存在だと
思えてなりません。

ところが、

体からすれば薬は異物であり
不自然な物であり、毒物なのです。

どんな薬であっても本来なら
体内に入ってこない成分なので
いざ、内部に侵入してくると
体はとても迷惑です。

何が迷惑なのかというと
体内のリズムを乱されることです。

薬の成分によって体が刺激され
めまいが起こってしまったり
体が痒くなったり、お腹が痛くなります。

また、体は薬の成分を
腎臓や肝臓を通して老廃物として
分離しようとします。

当然ですが、定期的に薬を使用すれば
腎臓や肝臓が薬の成分を毒素として
排出する仕事量を増やしてしまうので
内臓がヘトヘトになります。

ただでさえ、現代社会は
化学製品や添加物に溢れ
ビール、タバコの影響もあって
腎臓や肝臓にダメージがあるのに

そこに薬の成分を処理する
仕事を追加してしまうことは
ブラック企業並に重労働です。

薬は主作用と副作用に分けて考えない

薬を主作用と副作用に分ける考え方は
個人的にとても危険だと感じています。

なぜなら、薬の本来の姿が
見えにくくなるからです。

例えば、

アトピーに使用される
ステロイド軟膏薬には
湿疹を抑え込む効果があります。

ただし、副作用として以下のような
症状が確認されています。

1.易感染性
体の抵抗力(免疫力)が低下するために、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。投与量が多い間は、感染予防の薬(バクタ配合錠など)を飲むこともあります。日頃は、手洗い、うがい、マスク着用、人混みを避けるなどの一般的な注意が必要です。

2. 骨粗しょう症(ステロイド骨粗鬆症)
骨がもろくなり(骨密度が減少し)、圧迫骨折や大腿骨頸部骨折などが起こりやすくなります。予防薬として骨を守る薬(ビスホスホネート薬)を内服します。

3. 糖尿病(ステロイド糖尿病)
糖を合成する働きを高めるため、血糖が上がります。投与量が多いほど血糖は上がるので、特に投与量が多い間は、食事療法による予防が大切であり、薬による糖尿病治療が必要な場合もあります。

4. 消化性潰瘍(ステロイド潰瘍)
消化管粘膜が弱くなるため、潰瘍ができやすくなります。胃酸分泌を抑制する薬や胃粘膜を保護する薬を予防的に内服します。

5. 血栓症
出血を止める働きをする血小板の機能が亢進するため、血管の中で血液が固まってしまう血栓症が起こりやすくなります。予防的に血をサラサラにする薬(抗血小板薬)を内服します。

6. 精神症状(ステロイド精神病)
不眠症、多幸症、うつ状態になることがあります。軽度のことが多いですが、よくみられます。ステロイド薬の減量により後遺症なしに改善します。

7. 満月様顔貌(ムーンフェイス)、中心性肥満
食欲の亢進と脂肪の代謝障害によりおこります。ステロイド薬の減量により改善します。カロリー制限など食事に注意が必要です。

8. 動脈硬化、高脂血症
動脈硬化を促進し、コレステロールや中性脂肪が高くなることがあります。食事に注意し、必要であれば、コレステロールや中性脂肪を下げる薬を内服します。

9. 高血圧症、むくみ
体内に塩分が溜まりやすくなるために起こります。塩分を取りすぎないようにします。

10. 白内障(ステロイド白内障)
白内障(視界が白く濁る)の進行を早めます。長期に内服する場合は眼科での定期的検査を行い、必要であれば点眼薬で予防します。

11. 緑内障(ステロイド緑内障)
眼球の圧力(眼圧)が上昇する(緑内障)ことがあります。自覚症状はほとんどなく、眼圧を測定する必要があります。ステロイド薬投与後、数週間以内に起こり、ステロイド薬の減量・中止にて改善します。

12. 副腎不全(ステロイド離脱症候群)
ステロイドホルモンはPSL換算で2.5~5mg程度が副腎皮質から生理的に分泌されています。それ以上の量のPSLを長期に内服した場合、副腎皮質からのステロイドホルモンが分泌されなくなります。そのため、急に薬を飲まなくなると、体の中のステロイドホルモンが不足し、倦怠感、吐き気、頭痛、血圧低下などの症状が見られることがあります(ステロイド離脱症候群)。自己判断で急に内服を中止しないように注意が必要です。

13. ステロイド痤瘡(ざそう)
「にきび」ができやすくなります。ステロイド薬の減量により改善します。

14. 大腿骨頭壊死(無菌性骨壊死)
大量投与でごく稀に起こることがあります。多くの場合、ステロイド薬投与後、数ヶ月以内に、股関節の痛みで発症します。早期発見が大切です。

15. その他
増毛、脱毛、生理不順、不整脈、ステロイド筋症、などが見られることがあります。いずれもステロイド薬の減量により改善します。

また、

ステロイドはホルモン剤と同時に
石油から作られた薬です。

長期的に使用すれば不自然な成分が
脳や腸、肝臓などに蓄積してしまい
違う病気を発病させることになります。

薬の主作用だけを見てしまうと
ステロイドは魔法のような薬です。

ただ、実際は副作用も存在しています。

副作用もしっかり理解しないと
ステロイドの本当の姿は見えません。

そもそも主作用と副作用という区別は
人間が勝手に判断していることです。

薬からすれば主作用も副作用もなく
元々そういう症状を出す物なのです。

ステロイドであれば、
湿疹を抑えるのと同時に
白内障や緑内障のリスクを高め
高血圧や動脈硬化を起こさせる薬です。

もちろん、個人差があるので
全ての作用が起こるわけではありませんが

薬を使用するのであれば
どのような症状を引き起こすのかを
冷静に判断する必要があります。

ステロイドはやはり使わない方がいい

こうした視点から見てみると
やはりステロイドの使用は
止めておいた方が良いです。

湿疹を治すという効果のために
高血圧や動脈硬化、白内障などの
病気を発症するリスクを背負うのは
どう考えてもメリットがありません。

既にステロイドを使っている場合は
最終的に薬が無くても問題ない状態へと
体を戻していく必要があります。

おそらく、今現在ステロイドを
使用しているのであれば、

体はステロイド依存となっており
薬を止めてしまうと正常には
機能しない状態に陥るでしょう。

いわゆるリバウンドというやつで
とてもキツイ症状が起こり続けます。

なので、ステロイドが危険だからといって
いきなり使用を中止するのはNGです。

少しずつステロイドの量を減らしつつ
最終的に薬を使わない状態まで
持っていくように心がけましょう。

まとめ

・世間一般では、薬の主作用ばかり注目され、副作用は見向きもされていない

・主作用ばかり見ていると、薬の本来の姿が見えてこない

・主作用と副作用という区切りからは人間が勝手に決めたことであって、薬からすれば、主作用も副作用もひっくるめて作用

・ステロイドの作用と副作用をひっくるめて考えると、ハイリスク・ローリターンな薬だと言える

・いきなりやめるとリバウンド現象が起こるため、徐々に止める必要がある

 

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