玄米はアトピーを悪化させる食べ物なのか?『江戸わずらい』から考える真実…

アトピーと米について
玄米はアトピーを悪化させる食べ物なのか?『江戸わずらい』から考える真実…

トシです、

玄米食べてますか?

健康食として有名な玄米は
美意識が高い人に愛されています。

今回は玄米食のメリット、デメリット
アトピーとの関係性について解説します。

★この記事で知れること

✅玄米に含まれる厄介な成分とは!?
✅なぜ人々は玄米を白米にしたのか?
✅玄米のメリット3選とデメリット1選

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玄米の3メリット&1デメリット

玄米と白米は
ご存知のとおり同じ米です。

単純に玄米の皮を剥がせば
白米となるわけです。

白米ではなく玄米を選ぶのは
そちらにメリットを感じているからです。

玄米のメリットは3つあります。

・皮膚の健康維持
・便秘解消
・ダイエット効果

この3点です。

【メリット1】皮膚の健康維持

玄米が一部の人たちに
愛されている理由は栄養価にあります。

玄米にはビタミンB1が含まれており
毎日食べることで栄養摂取ができます。

ビタミンB1は糖質からエネルギーへと
変換する際に必要とされる栄養素であり

皮膚や粘膜の健康維持にも
欠かせない存在です。

【メリット2】便秘解消

玄米の茶色い皮というのは
糠(ぬか)と呼ばれるもので
人間の体では消化されません。

消化されないということは
腸まで届けられることになります。

その結果、腸を刺激したり
便のかさ増しに貢献する形となり
便秘を解消することができます。

【メリット3】ダイエット効果

また、玄米は粘り気があるため
咀嚼回数が自然に増えます。

人の脳には満腹神経と呼ばれる
満腹度を測定する神経があります。

この神経は食事を開始してから
約20分ほどが経過すると
満腹だと判断するようにできています。

咀嚼回数が増えることによって
必然的に食事時間が伸びていくので

少ない量であっても
20分ほど経過すれば
自然と満腹感が得られます。

結果的に、食べる量が減り
ダイエットとなるのです。

こうしたメリットがあるからこそ
玄米を愛する人もいるのです。

一方、玄米にはデメリットもあります。

具体的には、
ミネラルを阻害することです。

【デメリット】ミネラルを阻害する

玄米にはフィチン酸と呼ばれる
成分が含まれています。

このフィチン酸は”酸”という
文字からも分かる通り酸性に属します。

酸性はアルカリ性と結合すると
中性の塩になる性質があります。

つまり、体内に入ったフィチン酸が
鉄やカルシウムと出会ってしまうと
これらのミネラルと結合してしまい
フィチン酸塩となってしまうのです。

これらの物質は水に溶けないので
腸から吸収されません。

そうなると大切なミネラルが
体内で不足してしまう結果となり
栄養失調を引き起こします。

白米のメリット&デメリット

それでは、

玄米ではなく白米なら
良いのではないか?

そう思うかもしれません。

しかし、白米にも
メリットとデメリットがあります。

メリットとしては
栄養吸収の障害が無いことです。

逆にデメリットとしては
栄養価が低いということです。

【メリット】栄養吸収の障害がない

玄米で起こるミネラル不足は
フィチン酸によって起こるものです。

フィチン酸は玄米の表皮にあるので
それを取り除いた白米であれば
ミネラルを吸収を妨害しません。

【デメリット】栄養価が低い

そもそも玄米というのは
芽を出して成長するものです。

なので、成長に必要な栄養素が
胚芽と呼ばれる部分に含まれています。

それを摂ってしまった白米には
もはや糖分以外の栄養素はありません。

江戸時代に脚気という病が流行りました。

これは『江戸わずらい』とも言われ
なぜか江戸で暮らすと起こりました。

しかも江戸の商人に雇われている
店員や店長の間で広まりました。

これは、白米による栄養不足から
起こる症状であると分かっています。

玄米にはビタミンB1が含まれていますが
これを取り除いた白米を食べていると
ビタミンB1が欠乏していきます。

脚気という症状は
ビタミンB1の不足から
起こる症状なのです。

店員や店長の間で起こる理由は
身分があまり高いわけではないため
おかずを十分に食べることが出来ず
白米ばかりを口にしていたせいです。

逆に身分が上の人間は白米だけでなく
魚や野菜、肉を十分に食べられたので
ビタミンB1が欠乏しなかったのです。

脚気は江戸から抜け出すと
治ると言われていました。

実際、脚気になった人は
使い物にならないということで

田舎に帰されるのですが
しばらくすると脚気が治るのです。

これは田舎では玄米中心の食事だったので
ビタミンB1を摂ることができたからです。

江戸時代はこうした
栄養素の考え方はなかったので
庶民は不思議な病気だと思っていました。

アトピーも現代人からしてみると
よく分からない病気とされていますが
特定の栄養素が不足しているだけなので
意識的に栄養を摂ることで治せます。

結局、普段の食事はどうすれば良いのか?

ここまでの話の中で、
白米と玄米にはそれぞれメリットもあれば
デメリットも存在ことが分かりました。

それでは、日常の食事は
一体どうすれば良いのでしょうか?

答えは簡単です。

白米を食べつつ足りない栄養素を
おかずや野菜で補うこと

です。

玄米のデメリットは
含まれている成分にあり

白米のデメリットは
栄養が足りないことです。

となれば、

有害な成分は摂らないようにして
足りない栄養は補えば問題解決です。

今の時代は江戸の頃と比べて
誰もが肉や魚、野菜を食べられるので

白米を口にしつつ栄養を補うことは
簡単に実践できるはずです。

「玄米は発芽させれば
無毒化できるのでは?」

という意見もあると思います。

確かに発芽玄米にすれば
フィチン酸の毒性は薄れます。

ただ、発芽には栄養素が必要となり
そのために玄米の胚芽に含まれている
ビタミンが消費されてしまいます。

そうなると、

玄米を食べることで得られる
栄養素のメリットが薄れます。

また、発芽玄米は時間がかかるので
手間や栄養素を考慮して考えると

白米+おかず+野菜で
栄養補給をしたほうが楽です。

アトピーと玄米の関係性について

玄米が直接アトピー悪化に
結びつくほどの悪影響は
ないとは思います。

ただ、ミネラルの吸収を邪魔する性質は
アトピー治療の邪魔となります。

特に鉄分というのは血液中にある
ヘモグロビンの材料となります。

ヘモグロビンは栄養素を
細胞や内蔵に届ける役割なので

これが不足してしまうと
栄養を摂っても細胞に届かず
アトピーを治すことができません。

玄米を毎日食べるということは
こうした邪魔な性質を
日々受けることになるため

アトピー完治を目指していくなら
玄米よりも白米のほうが
治るスピードは早まります。

まとめ

・玄米はミネラルを阻害する性質がある

・脚気の根本原因はビタミンB1不足

・アトピーも特定の栄養素が不足して起こる症状なので、意識的に栄養を摂れば治せる

・普段の食事は白米+おかず+野菜で栄養を摂るほうが病気を早く治せる

 

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