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『GAFA』の1つAmazonが人間の仕事を奪う可能性とは!?
トシです、
Appleが本当に売っている物は
何かご存知でしょうか?
GAFAという言葉でまとめられた
21世紀を代表する4つの企業
・Google
・Apple
・Facebook
・Amazon
の頭文字を取って作られた造語
GAFA(ガーファ)にはそれぞれ
明確な経営戦略が存在します。
その中でもAppleは
人間の本能を刺激することで
売上を伸ばすことに成功した企業です。
AppleのCEOとして世界的に有名だった
今は亡きスティーブ・ジョブズは
素晴らしいプレゼンを披露し続け
新商品を世の中に広め続けました。
2001年後半に初めてiPodを発売し
そこからの10年間は急激に認知度を上げ
Appleは世界規模の企業に成長しました。
iPhoneのスマホ市場のシェアは
全体の14.5%程度に過ぎないにも関わらず
スマホ市場全体の利益の79%を占めています。
つまり、Apple製品は
『ブランド価格』
というポジションを築き上げ
マーケットシェアが20%以下でも
利益では約80%も得ることができているのです。
なぜ、人はApple製品を買ってしまうのか?
価格だけ見ると他に
安い製品はいくらでもあります。
それでもなぜか価格の高い
そこには人間の本能を刺激する
マーケティングが隠されているのです。
人間の本能の中でも
特に強いとされている本能は
・生存
・生殖
・ステータス
この3つであるとされています。
生存は生き残るための本能であり
衣食住に対する欲求のことです。
生殖はSEXのことで
子孫を増やすことに対しての
根源的な本能を持ち合わせています。
そしてステータスというのは
人よりも優れていたいと思う欲求です。
誰よりも優秀でいたいと思い
あの人よりも劣っていると
評価されることを嫌います。
人よりも優れていると感じると
何とも言えない優越感を感じ
とても心地良い気持ちになります。
人間である以上、この3つの本能から
逃れることはできません。
Appleのマーケティングを見てみると
この3つの中でステータスを
刺激していることが分かります。
みんな口には出しませんが
iPhoneを持っていることで
持っていない人よりも上だと
無意識に感じている部分があります。
逆にiPhone以外のスマホを持つことによる
周りからの目を気にするあまり
iPhoneを選ぶ人もいるぐらいです。
特に仲間意識が過敏になりやすい
学生時代はiPhoneを持たないと
仲間はずれにされてしまうことさえあるようです。
livedoorニュース:
「iPhoneじゃないと仲間はずれに」
女子中高生のスマートフォン事情
「iPhoneじゃないと仲間はずれに」
女子中高生のスマートフォン事情
これはAppleからすれば思惑通りで
iPhoneを持つことでステータスが高まる
あるいはステータスを維持できる。
そういう印象を人々の心に
無意識レベルに植え付けることで
iPhoneを求めてしまうような図式を
世界規模で作ってしまったのです。
それを成し遂げたスティーブ・ジョブズは
人間の欲求を深く理解していたのだと思います。
僕自身も今、MacBookの
ノートパソコンを使いながら
この記事を書いています。
もし、知らない人に突然
「どうしてMacBookを買ったのですか?」
と質問されたら、
スペックがあぁだこうだと
表面的で上っ面なことを言うと思いますが
正直なところ、MacBookを使いながら
カフェでコーヒーを飲んでいる自分に
カフェでMacのノートパソコンを使い
優雅に仕事をするというイメージを
Appleは人々に植え付けています。
続く…
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