トシです、
もう一つの食物繊維を紹介します。
これまで食物繊維を摂ることは、
アトピーを改善させる腸内細菌を増やし
根本的に肌の炎症を抑えられる。
とお伝えしてきました。
そして、食物繊維には
水溶性と不溶性の2種類があり、
両方をバランスよく摂ることが大切です。
水溶性の食物繊維は腸内細菌のエサになり
腸内での増殖を促進させることができ、
不溶性は便のカサを増やし
便の回数を増加させます。
便というのは、
『食べ物のカスの塊』
という印象をもたれやすいですが
実際は70％が水分で構成されています。
残りの30％で食物繊維が腸内菌の死骸、
そして食べ物のカスという割合です。
なので、便の回数を増やすためには
不溶性の食物繊維を摂ると効果的です。
便が沢山出るようになれば、
腸内で便が腐る前に体の外に出せるので
非常に健康的な体になれますし、
便秘などに悩むことも無くなります。
当然、腸内環境も整いますので
アトピー改善に効果的です。
「不溶性の食物繊維は
どうやって摂ればいいの？」
と言いますと、
一般的にはゴボウやかぼちゃ、
ほうれん草、切り干し大根などに
多く含まれています。
こういった繊維の多い食べ物を
日頃から食べるように心がけることで
便の回数を増やし腸内環境が改善します。
ただ、現代社会の食事というのは
『炭水化物オンリー』
の傾向が強く野菜が不足しがちです。
外食やコンビニで
食事を済ませている場合、
炭水化物を口にすることが多く
あまり野菜を食べられていない。
という方がほとんどだと思います。
昔の日本では当たり前のように
食べていた野菜や海藻類も
今では食べる量が極端に減ってしまい
腸内環境が悪化するばかりです。
そんな状況でもカンタンに
食物繊維を摂る方法があります。
それが、現代科学を利用する方法です。
便利なことに今の時代では
不足した栄養分を補えるように
サプリなどが豊富に揃っています。
以前、記事で紹介した
難消化性デキストリンという食品も
不足しがちな食物繊維を補える
難消化性デキストリンは
水溶性の食物繊維なので、
水に溶けやすく摂取しやすいです。
今回紹介するのは、
不溶性タイプの便利アイテムです。
『レジスタントスターチ』
という名前の商品なのですが
見た目は片栗粉のような白い粉です。
レジスタントスターチという
横文字の名前だけを聞くと
非常に怪しく感じますが、
実際はとうもろこしや米などに
含まれているでん粉成分を
人工的に粉にしただけなので
とても安全性の高い食品です。
レジスタントスターチは
不溶性の食物繊維に属するので
少し溶けにくいですが水に入れて
シェイクすれば問題ありません。
このレジスタントスターチの凄さは
不溶性でありながら水溶性の働きをする。
という部分です。
つまり、
便の回数を増やす働きをしつつも
善玉菌を増やす作用も認められています。
また、腸内を酸性に保つ効果もあるので
アルカリ性を好む悪玉菌の増殖を抑え
腸内環境を健康に保つ事ができます。
レジスタントスターチはでん粉なので
米やじゃがいも、麺類に含まれています。
温かいご飯やじゃがいも、麺類が冷えると
レジスタントスターチの量は
増える傾向があることが分かっています。
昔の日本では、少し冷めたご飯を
食べることもありましので、
自然とレジスタントスターチを
口にする機会があったのですが
今ではその量も減ってきています。
アトピーが流行し始めた時期が
食事内容が変わったタイミングと
一致していることを考えると、
腸内細菌を増やす大切な習慣が
知らないうちに減らしてしまった事が
アトピーを促進する要因だと言えます。
水溶性食物繊維である
難消化性デキストリンと、
不溶性食物繊維である
レジスタントスターチを
日々の食事と一緒に取り入れる事で
アトピーを根本から
改善させていきましょう。
2つの性質を併せ持つ食品
追伸
アトピーの痒みを引き起こす
最も大きな要因は食事です。
ただ、その他にも痒みに繋がる要素は
いくつか存在しています。
まずは、食事から見直し腸内細菌を
増やしていくことが大切です。
そのためにもレジスタントスターチは
アトピー改善にかなり貢献してくれます。
便を増やす食物繊維
質問はこちらまで（匿名）：
https://peing.net/ja/648b62673debf9?event=0
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