トシです。
間違った冷水シャワーは肌を真っ赤にします。
冷水を体に当てることで肉体の奥深くにある『副腎』をダイレクトに刺激し、ステロイドホルモンをドバドバと分泌させ皮膚の炎症を鎮火させることができます。
ただ、間違ったアプローチをしてしまうと逆に肌の赤みを強めます。
今回は冷水シャワーで絶対に気をつけるべき2つのポイントについてお伝えします。
この要点を押さえた上で冷水シャワーを習慣化させることで最短距離で炎症を鎮めることが可能です。
【絶対ヤメて!】冷水シャワーで肌を真っ赤させてしまう2つのNG行為
結論から言えば、冷水シャワーで気をつけるべき2つのポイントは以下です。
- 水圧を強くしすぎない
- しっかり冷水で冷やす
この2つのポイントを守らず実践してしまうと逆効果となります。
アトピーを治したい一心で頑張って冷たい水を浴びているのに、続ければ続けるほど肌は真っ赤になり自暴自棄となります。
正しい方法を理解して初めて最大限の効果が発揮されます。
それでは順番に注意すべき2つのポイントについて解説していきます。
水圧を強くしすぎない
まず初心者が陥りがちな点として、早く効果を感じたいと思いシャワーの水圧を上げて患部にダイレクトに当てすぎるケース。
アトピーで炎症を起こしている肌は通常よりも弱っている状態。そのコンディションで強い水圧を当ててしまうと負担が増加し、逆に赤みを強めてしまう可能性があります。
なるべく水圧は通常通りにし頭から冷水を浴びる形にして下さい。頭から全身に冷水が行き渡り冷やすイメージです。
肌の状態によっては直接、患部に当てても問題ない人もいます。
ただ、肌が強くない体質であることと炎症により肌が弱っていることを考えると、なるべく刺激を加えない形で全身を冷やすようにして下さい。
しっかり冷水で冷やす
2つのポイントは『しっかり冷やすこと』です。
これは特に夏の時期に言えることですが、しっかり冷やさないまま入浴を終えると痒みが増大します。これは火照った体から汗アレルギーが出てしまうことで起こります。
入浴後の痒みを解消する方法は、しっかりと冷やすこと。
火照った体をしっかり冷やすことで入浴後の痒みが消えます。
「体を冷やしたら健康に悪いのでは?」
と思うかもしれません。
確かに体温と健康体は密接な関係があります。
ただ、冷水を浴びると実感すると思いますが逆に体がポカポカします。
これは体の防衛本能なのです。あなたの体には冷たい環境でも生存できるように体温を上げようと働く仕組みが備わっています。
なので、しっかり冷やすことで逆に体温が上がります。しかもアトピーで痒くなるような嫌な汗が出る感じではなく自然な温かさによるものなので、痒みは出ません。
体を入浴で温める行為は非常に大切です。
体は温かい環境になると、体温を調整のために汗をかいたり、血管を拡張し血流を良くします。汗をかきにくい現代社会では入浴の時間は貴重な健康タイムでしょう。
だからこそ最後の締めは冷水にすること。
冷水を浴びることで血管を収縮させ汗を流し切る。こうすることで入浴後の痒みを解消しつつ、副腎をダイレクトに刺激し全身の炎症を抑制させます。
塩素除去は必須
冷水シャワーは大量の水を肌に当てる行為。日本の水道水は『塩素』が大量に含まれています。
塩素があることで有害なウイルスが繁殖することなく、飲んでも問題がない水がタダ同然で手に入る環境です。
ただ、塩素は殺菌作用が強いため大切な菌も殺します。さらに厄介なのが肌の乾燥が促進してしまうこと。(塩素には脱脂効果がある)
「肌に当てるだけなら大丈夫なのでは?」
と思うかもしれません。
あまり知られていませんが、肌から水を吸収(経皮吸収)する割合は意外と高いのです。
具体的には
15分の入浴 = 1Lの水を口から摂取
というぐらい案外、多くの水を吸収しています。当然、塩素も吸収されています。
肌を乾燥させず善玉菌を殺さない状態で冷水シャワーを浴びるためにも、必ず塩素除去シャワーヘッドを使うようにしましょう。
オススメの塩素除去シャワーヘッドは日本アトピー協会推薦品であるこちらのシャワーヘッドです。僕も長年、愛用しています。
浴槽にはエプソムソルト
浴槽については塩素除去が難しいケースもあります。蛇口から水を出すのではなく浴槽に取り付けられている穴から水を出すタイプが多いので。
そのため浴槽に関しては入浴剤で塩素除去して下さい。
オススメはエプソムソルト。
公式の動画でも解説されているようにエプソムソルトを加えることで塩素を簡単に中和できます。
また、エプソムソルトには硫酸マグネシウムという成分です。この成分は海水にも含まれています。
硫酸マグネシウムは体を芯から温める効果があります。冷水シャワーと組み合わせることでアトピーの人でも安心して汗をかくことができます。
エプソムソルトは香りの種類がいくつかありますが、個人的にはラベンダーの香りがリラックできてオススメです。
まとめ
冷水シャワーはアトピー治療の需要な柱の1つです。
ただ、間違ったやり方をすると逆に肌を真っ赤にさせます。
今回お伝えした
- 水圧を強くしすぎない
- しっかり冷水で冷やす
を実践することで遠回りせず副腎を活性化できます。
また冷水シャワーは大量の水を肌から吸収する行為です。必ず塩素除去を行うようにして下さい。
塩素により肌の乾燥が悪化したり肌にいる善玉菌を殺菌してしまうとアトピーを悪化させます。
塩素除去と冷水シャワーはセットですので注意しましょう。
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