トシです。
LPSは肌を正常にします。
以前、こちらの記事でLPSを口と肌の両方から摂取することで最大限に効果を発揮するとお伝えしました。
その時に長くなるので省略しましたが、今回はなぜLPSが肌に効果があるのか?と言う部分を肌の構造から詳しく解説していきます。
「肌の難しい理屈なんて知りたくないよ~」
と思うかもしれませんが、こうした知識があると「ヒアルロン酸配合!もっちりプルプル肌へ!」とか「コラーゲンたっぷり!」みたいな謳い文句に踊らされなくなります。
アトピーを治すだけでなく余計な出費を減らし、本当の意味で健康な肌になるためには、あなた自身が知識武装する必要があります。
なるべく分かりやすく肌の構造やLPSが作用するメカニズムを解説します。
目次
なぜLPSは効くのか?肌の構造から分かるアトピー改善のメカニズム
LPSが肌に作用するメカニズムをお伝えする前に肌の基本構造を少しだけ紹介します。
ここが理解できるとほとんどの化粧水が無意味であることや、LPSだけが特別なものであると腑に落ちます。
肌は2層に分かれている
まず肌というのは視覚できる部分とできない部分があります。
人に目に見えている部分のことを表皮といい、見えない部分のことを真皮と言います。
表皮は厚さがわずか0.2mmしかありません。
こんなに極薄ですが、この表皮に炎症があるかどうかで、肌が綺麗なのか荒れているのか他人から判断されてしまうということになります。
厚さ0.2mmの表皮をいかに健康にできるか。
人から羨ましがられるほどの美肌を手にするためには、ここに全てがかかっています。
引用元;https://www.siwatori.com/knowledge/
表皮はさらに3層に分かれている
極薄の表皮ですが、実は細かく層が分かれています。
具体的には
- 角質層
- 顆粒層
- 有棘層
が存在します。
引用元;https://www.sunsorit.co.jp/skincare-labo/skincare_column_18/
それぞれの層には特有の細胞が配置されていて様々な働きをしています。
今回はアトピーと関係の細胞のみをお伝えします。
美容成分は肌の奥には浸透しない!?
よく化粧水の宣伝などで「肌の奥まで浸透」みたいなセリフがあるかと思います。
ですが肌の構造からして、それは不可能です。
実は先ほどの
- 角質層
- 顆粒層
- 有棘層
の中で顆粒層には成分を遮断する強力な膜が存在するからです。
専門用語でタイトジャンクションと言いますが、まるでタイルとタイルの隙間をみっちりと固めるセメントのようにそれ以上、下の層に成分が浸透されないようになっています。
引用元;https://www.macrophi.co.jp/lps/3-1.html
肌というのは外部の刺激から体を守る盾のような存在です。
そう易々と色々な成分を内部に浸透させてしまえば、命を落とす危険性もあります。
生命を維持するために肌は角質層までしか成分が浸透しない作りとなっています。
美容成分をどれだけ外部から加えたとしても、一時期的に角質層に留まるだけです。その後は蒸発するので全く無意味となるでしょう。
美肌の勝敗はランゲルハンス細胞が握っている
ここまで話しで肌は表皮と真皮の2つに分かれていて、
表皮はさらに
- 角質層
- 顆粒層
- 有棘層
の3つに分かれているとお伝えしました。
表皮の中で最下層である有棘層にはランゲルハンス細胞と呼ばれる特殊な細胞が生息しています。
この細胞は表皮や真皮を活性化させる細胞です。肌細胞が活性化させることができれば、肌はどんどん生まれ変わり赤ちゃんのようなもっちりした肌へと変化します。
ちなみに美肌に効果的とされるヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンを作り出す細胞は繊維芽細胞といい、真皮に生息しています。
いくら表皮からヒアルロン酸を加えても表皮のタイトジャンクションで止められるので、真皮にいる繊維芽細胞には届かないというわけです。
引用元;https://gclinic.jp/contents/saiboryoho-seni.html
ランゲルハンス細胞を活性化させることができれば、繊維芽細胞も活性化させることができます。
LPSはランゲルハンス細胞を活性化させる
LPSの本質は活性化です。
肌からLPSを取り入れることで肌細胞を活性化させることが可能です。
しかし
LPSも他の成分と同じくタイトジャンクションの強固なバリアを突破することは出来ません。
そのため直接、ヒアルロン酸やコラーゲンを生み出す繊維芽細胞に届かすことは不可能です。
ただ1つだけ方法があります。
それはLPSでランゲルハンス細胞を活性化させる方法です。
実はランゲルハンス細胞はアメーバ状にあらゆる方向に先端を伸ばしている細胞です。
まるでコンクリートの隙間から生えているたくましい雑草のごとく、タイトジャンクションの壁をすり抜け、先端部分だけ角質層に存在しています。
引用元;https://www.macrophi.co.jp/lps/3-1.html
角質層であればLPSは浸透します。ニョキッと生えているランゲルハンス細胞の先端にLPSが作用することで、ランゲルハンス細胞が活性化します。
ランゲルハンス細胞が活性化することで表皮や真皮にある細胞全体が活性化します。
その結果、ヒアルロン酸やコラーゲンを生み出す繊維芽細胞が活性化し美肌へと生まれ変わるのです。
研究ではLPSにより繊維芽細胞の増殖因子の遺伝子が10倍に高まることが分かっています。
この後に詳しく説明しますが、LPSは肌の潤い成分であるフィラグリンも高まります。その結果、アトピー肌特有のガサガサした乾燥肌を改善させることができます。
アトピー肌はなぜ乾燥しているのか?
アトピー持ちの方は大抵の場合、乾燥肌です。肌が乾燥することで刺激が伝わりやすく痒みが起こります。一度痒くなると神経が活発となり、さらに痒くなるという悪循環に入ります。
そもそも、なぜアトピー持ちに乾燥肌が多いのでしょうか?
それはフィラグリン遺伝子が関係しています。
肌の表皮にある細胞にはフィラグリンと呼ばれるタンパク質が含まれています。このタンパク質は肌の潤いを保つ働きがあります。
アトピー持ちの人はフィラグリンを作り出す遺伝子が通常の方よりも弱い傾向にあります。フィラグリンが少なければ肌の水分量は減るので乾燥肌になるという理屈です。
ちなみにフィラグリン遺伝子が弱いかどうかは、手のひらの親指側にある膨らみに線が沢山あるのかどうかで判断できます。
ここに線が多くある場合はフィラグリンを作り出すことが苦手な遺伝子となります。
引用元:https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/j.1365-2133.2009.09339.x
LPSはフィラグリン遺伝子さえも活性化させる
驚くことに表皮ある肌細胞にLPSが作用するとフィラグリンが2.5倍も増加することが分かっています。
引用元;https://www.macrophi.co.jp/lps/3-6.html
つまりアトピーの悩みである乾燥肌でさえもLPSにより緩和可能ということです。
毎日のように白い粉まみれの床や服から解放される人生が現実的に可能なのです。
具体的なLPSの摂り方
LPSは自然界にある成分なので食べ物から摂取することは可能です。
ただ、農薬が使われた食べ物からはLPSが極端に少なくなってしまうため、サプリを活用するのがオススメです。
今回は肌からLPSを摂取する方法を解説しましたが、口から摂取することも大切です。
口から摂取する場合は粉末タイプのサプリを活用し、朝のコーヒーなどに溶かして飲んでください。付属のスプーン一杯で1日の推奨摂取量となるので簡単です。
肌からLPSを加える場合はこちらの化粧水が良いです。
肌の荒れ具合にもよりますが、もしかしたら付けた直後はピリピリしたり、赤みが強調される人もいるかと思います。
続けることでバリア機能が回復しそういったことは減りますが、気になるようであれば入浴後など、その後に人と会わないタイミングで使うことをオススメします。
セットでお得に購入したい場合はこちらがオススメです。
単品でそれぞれ購入するよりも安いので、僕はここから月1回ペースで購入しています。
未だになぜこれだけ安いのかが謎なので、もしかしたら値上げされる可能性もあります。
まとめ
肌の内部に美容成分を浸透させることは物理的に不可能ですが、LPSであればランゲルハンス細胞の先端から肌全体を活性化させることが可能です。
またアトピーの悩みの1つである乾燥肌は根本的には遺伝子の問題です。
「遺伝子が原因なんて、、、どうしようもないじゃないか。。」
と思うかもしれませんが、LPSで活性化できると既に化学的に解明されています。
そのため肌からLPSを摂取することで遺伝子の問題も解決できます。
理想とする普通の生活を過ごすためにLPSを活用してみてください。
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