トシです。
アトピーは日本人に多いと思いませんか?
海外へ旅行や移住をすると分かりますがアトピー患者を見ません。
もちろん全くゼロではないでしょうけど日本ほど肌が荒れている人は見ない気がします。
アトピーは日本人に発症しやすいものだと個人的には考えています。
今回は日本人にアトピーが多い理由について最新の遺伝子研究をもとに解説します。
目次
アトピーは日本人が発症しやすい病気!?遺伝子工学から判明した新事実
2021年6月9日に日本医療研究開発機構から”ある”研究結果が報告されました。
その内容は
『日本人の遺伝子とアトピーの関係性について』
です。
これまでアトピーとヨーロッパ人の遺伝子の関係性ついては研究がされていましたが日本人は研究されていませんでした。
今回はこの研究結果をもとに日本人がアトピーになりやすい原因について解説します。
ヨーロッパ人と日本人は同じアトピー遺伝子を持っていた
日本人の遺伝子検査で判明したことはヨーロッパ人と同様にアトピーを発症しやすい遺伝子は同じということでした。
つまり遺伝子で見ると日本人もヨーロッパ人もアトピーになる確率は同じということ。
ですが明らかに日本人の方がアトピー患者が多い気がします。
これは一体どういうことなのでしょうか?
日本人特有の遺伝子が2つ発見される
研究を進める中で新たにNLRP10とCCDC80という2つのアトピー遺伝子が発見されました。
この2つの遺伝子は日本人に多くヨーロッパ人には少ない傾向にあります。
つまり
遺伝子レベルで見ていくとヨーロッパ人よりも日本人の方がアトピーを発症する確率が高いということです。
遺伝子は変えられないが体質は変えられる
アトピーになりやすい遺伝子だと聞くと
「自分のアトピーは治らないのか…」
とショックを受けるかもしれません。
ですがアトピーの遺伝子を持っていても発症していない人は沢山います。
アトピーの遺伝子がある=100%アトピーになる
ということではないです。
なぜアトピーが発症するのか
アトピーは肌が赤く炎症を起こす病気です。
何か特定の成分が痒みの原因になっているわけです。(厄介なことに痒みの原因は人によって違う)
ある人はホコリ。ある人は花粉。
これまでの生活習慣や環境によって痒みを引き起こす成分は違います。
ただ共通して言えることもあります。
それは
『アレルギー体質』
だということ。
どんな成分に反応するかは人それぞれですが無害な成分に過剰に反応する体質はアトピー患者に共通しています。
その体質と遺伝子が組み合わさることでアトピーが起こる。
体質を変えればアトピーは克服できる
もし周囲の成分に過剰に反応する体質が改善されたらどうでしょうか?
痒みの原因ではなくなるわけなので肌は痒くなりません。
つまりアトピーにならないということです。
世の中のアトピー遺伝子を持っているけれどアトピーではない人たちは、アレルギー体質では無いという共通点があります。
「体質なんて変えられるの?」
と思うかもしれませんが可能です。
アトピー体質とは炎症成分が蓄積した状態
アトピー体質を克服するためには現状を正しく理解する必要があります。
肌のすぐ下にはマスト細胞と呼ばれる免疫を司る細胞が大量に存在しています。
この細胞が体に害があるか無いかを判定しています。
害があると判断されればアレルギー症状を出して体外で出そうとします。
マスト細胞が過剰に働く状態だとちょっとした刺激(例えば水道水に含まれる塩素など)で痒みを起こしてしまいます。
なぜマスト細胞は過剰になるのでしょうか?
それは細胞膜に問題があるから。
細胞の一番外側には油で構成された細胞膜というバリアがあります。
このバリアが敏感だと過剰に反応してしまいます。
細胞膜の成分は油です。
そして油には炎症を促進させる種類の油が存在しています。
日頃から炎症を起こす油を摂ると細胞膜の油成分が炎症油まみれになります。
これではアトピー体質を克服できません。
このあたりに関しては油の性質の話になるのでこちらの記事でまとめています。
油の見直しをすることで細胞膜を正常に戻すことができます。
細胞膜が正常ならアトピー体質にはなりようが無いのでアレルギーは全て消えます。
まとめ
最新の遺伝子検査で日本人はヨーロッパ人よりアトピーになりやすいことが分かりました。
ただアトピー遺伝子があっても肌が荒れない人も大勢います。
その理由はアレルギー体質ではないから。
確かに遺伝子は変えられませんが体質は自分で変えられます。
アトピーは間違いなく克服できます。
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