トシです。
分解されなかったタンパク質はアトピーとなります。
卵や肉は肌や髪を作るタンパク質が豊富です。栄養学的に見て非常に優秀な食べ物。
ただ、
分解されなかった場合アトピーとなって跳ね返ってきます。
今回は動物性タンパク質が分解されない時に体に及ぼす影響について詳しく解説します。
目次
【驚愕の真実】未消化タンパク質はアトピーの原因になっていた…
アトピーを発症しているすべての人は炎症状態です。これは遺伝ではなく習慣の問題なので誰もが解決できます。
このあたりに関しては以前、ブログでまとめたので参考にしてください。
さて、炎症状態の体は少しの刺激で痒みが出てしまいます。花粉やカビ、ホコリ、空気汚染、ダニなど人のよって様々です。
そんな強い痒みの原因の中でも特に問題視しなければならないのが動物性タンパク質です。
肉や卵、乳製品など栄養学的に見て非常に素晴らしい栄養価です。ただ消火しきれないタンパク質は異物として腸から吸収され血管に不法侵入します。
炎症状態であるアトピー持ちの人にとって、異物が血管を彷徨う行為は強烈な痒みを誘発します。
何事もバランスではありますが、炎症体質を克服をするまでは肉や卵、乳製品は控えた方が無難と言えます。
異物と認識する大きさは分子量3000~5000以上
少し専門的な話にはなるのですが、そもそも体はどうして異物かどうかを判断できるのでしょうか?
それは、分子量の大きさを元に判断しています。
分子量と聞くと難しく感じるかもしれませんが、要するに物質の大きさがどの程度あるかによって体にとって異物なのかどうかを判断しています。
例えば、学生は学生服を来て学校に通っています。もしもその中に一人だけ私服の青年が居たら同じ学校の人ではない。と判断すると思います。
これは同じ制服を着ているかどうかで、同じ学校の生徒かどうかを判断しているということになります。
これと同じで体は物質の大きさが規定外である物に対して「あ、あれは異物だな」と判断するようにプログラムされているということです。
具体的には分子量3000~5000以上だと異物と見なされます。
なぜ異物になってしまうのか?
ここで一つ疑問が残ります。
なぜ、異物と見なされるほど大きな状態で血管まで運ばれてしまったのか?
答えは消化しきれなかったからです。
食べ物の消化は胃が担当しています。タンパク質は胃に入ると小さなアミノ酸に分解されるのですが、細かくできなかった分は大きな状態のまま腸へと運ばれてしまいます。
腸は栄養の吸収を行なっているので、ここまで来てしまうと大きな状態のまま吸収するしか道はありません。
その結果、血管内に異物が混入してしまうのです。
血管内に異物が混入する3つの理由
胃が食べ物を分解しきれていないと聞くと「しっかり働けよ!」と思いがちですが、実はあなたの胃は過労寸前になるほど、必死で働いてくれています。
にも関わらずタンパク質が消化しきれていないのには大きく分けて3つの理由があります。
その3つとは、
- よく噛まない
- 日本人はタンパク質の分解が苦手
- 食べ過ぎ
です。
よく噛まない
まず、現代人の多くは噛む回数が少ないです。
これはテレビやYoutube、Netflixを見ながら食べていることが原因の一つです。食事に集中していない分、よく噛まずに飲み込む悪癖がついてしまいがち。
あとは単純に繊維の少ない柔らかい食べ物が増えたことも一因です。
よく噛むと唾液が多く分泌されます。唾液にはアミラーゼという消化酵素が含まれています。この酵素の力によって胃に食べ物が運ばれる前にある程度、細かく分解することができます。
消化は胃だけが行なっていると思われがちですが、口と胃の共同作業です。
なるべくよく噛むことを心がけて食事をしてみてください。
日本人はタンパク質の分解が苦手
そもそも日本人はタンパク質の分解があまり得意ではありません。これは歴史を見ていくとよく分かります。
僕たち日本人は歴史のほとんどを穀物と野菜中心で過ごしてきました。
日本人が口にしていた動物性タンパク質は魚です。魚も肉や卵のように消化の負担にはなり得ますが、昔の日本人は毎日魚を食べていたわけでなく、たまに食べる程度だったので問題ありませんでした。
欧米であれば肉や卵、乳製品を食べてきた歴史もあるので、日本人よりは分解が得意です。
これまで長く続けてきた日本の和食こそが最も日本人に適した食事です。
食べ過ぎ
現代社会で問題視すべきことに食べ過ぎがあります。
頻繁に体を動かす人であれば、食事量が多くても害は少ないです。
ですが現代人の多くは技術に発展のおかげで、あまり体を動かさなくても生活ができる環境にいます。
にも関わらず食事量は増加しています。一日3食に加えておやつがあったり、食事内容も日本が不得意な乳製品や卵が含まれていることが多い。
こうした食事を続けていれば、胃がヘトヘトに疲弊するのも納得です。
一旦、動物性タンパク質をやめてみる
ここまでの内容で炎症状態の体に動物性タンパク質は痒みの原因になることが理解できたと思います。
炎症状態を解決すれば、肉や卵、乳製品も適度に食べてOKです。ただ、それまでは基本的に控えた方がいいです。
炎症体質についてはこちらを参考にしてください。
デザートやおやつに卵や乳製品は沢山使われていますし、お肉も美味しいです。
なかなか止めるのはシンドイ…と感じると思いますが、一旦でいいので距離を置くようにしましょう。
肌の状態を見ながら少しずつ食べていけば良いので安心してください。
ここで一つ注意点があります。
それは避けているつもりでも意外と口にしているケースが多いということです。
特に卵や乳製品は原材料の一部として使われることが多いです。なのでパッと見て卵や牛乳は使ってなさそうな商品でも原材料には卵と書かれていることがあります。
何かを購入する前に裏面に記載されている原材料名をチェックし、卵や乳製品が書かれていないか見る癖をつけましょう。
まとめ
- 炎症体質に未消化タンパク質の組み合わせは強烈な痒みを生み出す
- 現代人は胃が分解しきれないほどのタンパク質を口にしがち
- 一旦、動物性タンパク質を控えるようにする
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